マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

米・イラン戦争の影響 施工会社の苦悩

現在大規模修繕工事が進行中の物件、夏に大規模修繕工事を着工する物件、
現在大規模修繕工事の準備をしている物件それぞれの管理組合から施工会社の
営業担当の元に毎日の様に戦争の工事に関する問い合わせがあるそうです。

工事の動向を心配しているのは、私たちも同じですが、中には「見積もしくは契約通りの工期と金額で工事を行います」という言質を取るためと思われる様な長電話もあるそうで、各社の営業担当者は大変疲れている様子。

アメリカとイランの戦争の行方が分からない限り、材料が予定通り現場に搬入されるのか?材料が予定通りの金額で買えるのか?このようなことは誰にもわからないというのが現状です。

にも拘わらず、一方的な「お客様の論理」で「見積もしくは契約通りの工期と金額で工事を行います。追加金額も頂きません」という言質が得られるまで、お電話を切ってくれない方もいるようです。

この状況が長期間続くと施工会社の営業担当は精神的に追い詰められてしまいます。

首都圏の施工会社が契約した管理組合に対して契約破棄を申し立てたという件もこのような状況が続いたとしたなら、わかるような気がします。

今回の資材不足、高騰の原因は米・イラン戦争の影響であり、そこに施工会社に責任はなく、施工会社も着工した工事をなんとか工期内契約金額内で完成させようとしようと努力しています。

組合の方にとっては、大変心配な状況であることは充分理解できますが、先が全く見えず、終了した工事支払い、工事の完了時期、資金繰りの不安があり、この状況に困り果てているのは施工会社も同じです。

急いでも、問い詰めても、はっきりした答えが出ない。こんな時こそしばらく動向を見守ることも必要かと思います。

今後の大規模修繕工事の動向予測

ホルムズ海峡封鎖の影響について、全く不透明な状況が続いています。

施工会社はもとより、材料メーカーに聞き取りをしても、封鎖された海峡の再開の見通しが立たない以上、今後については全く見通しが立たないし、はっきりしたことは一切言えないそうです。

ただ、はっきりしているのは、着工した工事は工事を完了させない限り請求書は出せません。

施工会社は着工した工事は、是が非でも完成させると思います。

ただし、材料を現場に入れる時期は不明確なので、工期が伸びる可能性はあります。

その際に工事費が上がった部分の請求をするのかしないのかは、現場は追加の請求は出したくないというのが本音でしょうが、施工会社の体力次第だと思います。

建設業は工事を仮設足場、防水、塗装といった専門パートに分けており、各パートが終われば、工事全体が終わっていなくても、元請の会社に請求書を出すことが出来るので、元請けの会社は入金が無くとも支払いが生じるので、工事が中途半端に止まることを何より恐れています。

これから着工する工事に関しては、工事が中途半端に止まることは元請工事会社の存亡にかかわるので、材料の確保の目途が立てば、着工すると思います。目途が立たなければ、着手できないと思います。

首都圏では、工事に着手し足場を掛け始めた段階で工事を取りやめたり、契約破棄をした会社があるとも聞きましたが、札幌では契約破棄の例はまだ聞きません。

米・イラン戦争の大規模修繕工事への影響 その3

ホルムズ海峡を封鎖しているのが、イランではなくいつの間にかアメリカになっていたという不可思議な状況となっております。

防水材料、塗料、シールといった大規模修繕工事に使用する材料の現場搬入につきましては、施工会社メーカーに問い合わせたところ春工事分については、搬入の多少のタイムラグがあるかもしれませんが、すでに目途は立っております。

材料が揃う迄、工期が少々伸びる可能性もあります。

しかしながら、秋工事に関して施工会社メーカーに問い合わせたても、これから先の原油の輸入状況次第に寄るところが大きく、全く予想ができない状況とのことです。

材料メーカーによっては、供給をストップしている会社もあります。

これは、架空物件による材料の買い占め防止策でもあるようです。

いずれにしても、施工会社としては、契約締結が完了している物件であっても、工事に使う全ての材料がそろわないと着工できません。

特に仮設足場を掛けないと工事が出来ない部分では、必要な材料全てが揃えて工事を完了する必要があります。

揃わなかった材料を使う部分を残し一旦足場を解体し、材料がそろってから再び仮設足場を掛け、工事する訳にはいきません。


米・イラン戦争の大規模修繕工事への影響 その2

トランプ大統領がホルムズ海峡の閉鎖を発表しました。

ホルムズ海峡の閉鎖が長引くと大規模修繕工事に関わるほとんどの材料が石油由来であるため大規模修繕工事に与える影響は少なくないというのが最近の情勢です。

また原油が入ってきても、原油価格が高止まりしたままであれば、製品の価格も高止まりしていまい、工事費の上昇が予想される状況です。

このような不透明な状況ですが、大規模修繕工事の実施をどう考えれば良いのか?

皆様ご心配のことと思われます。

他社の状況はよくわかりませんが、弊社の春着工物件はほとんどの物件で材料の確保が終了しており、問題はございません。

施工会社の話では、最悪でも材料メーカーの変更を行い工事を完了させる目途は立っているとのことです。

米・イラン戦争の大規模修繕工事への影響

2月末にアメリカがイランと戦争状態になって早1か月が過ぎました。

初めのうちは、すぐに決着が付くと楽観視していましたが、双方停戦の方向へとは向きません。

開戦以来、ホルムズ海峡が封鎖され原油の輸送が途絶えその影響が心配されています。

その中でも医療関連物資の供給への影響が大きく報道されています。

マンション大規模修繕工事に使う防水材、塗料、シールといった材料のほとんどは石油由来ですから大規模修繕工事の材料供給への影響は少なくありません。

3月末に防水メーカーから6月から納入する材料の費用が上がりする予定ですので、早めに発注してくださいとの通知がありました。

各施工会社は春工事だけではなく、秋工事も含めて材料を発注する様です。

このような状況の中で来年以降の工事はどうなるのか?

契約後に工事費用は上がらないのか?

なんて質問が来そうですが、我々も寝耳に水の状態で、全く予想がつきません。

あまり過剰に反応すると一昨年の令和の米騒動の様に値段が倍に上がり、高止まりしたままもとに戻らないと成りかねないので、冷静に対処をお願いしたいものです。

国土交通省も施工会社に向けた相談窓口を開設しています。

中東情勢関連対策ワンストップポータル

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/chuto_josei.html



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