マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

日曜日の打合せ

以前多くの管理組合では、理事の時間が取れる日曜日に打合せや総会を行っておりましたが、最近は週休2日が浸透したせいか土曜日に行われることが多くなってきています。

しかしながら、相変わらず「うちは日曜日だから」と日曜日に打合せを行う組合もたまにあります。

設計事務所との定期的な打合せでは、大きな問題は起きませんが、担当者の休みが無くなりますので、あまり推薦できません。東京の設計事務所の中には、「社員の働き方改革」「社員の確保」のために「日曜日の打合せはできない」と初めから契約条件に入れる設計事務所もあります。

非常に頭が痛いのは大規模修繕工事の現場が始まっても、相変わらず「うちの打合せは日曜日だから」と頭から言われてしまいますと現場監督さんはその週はと翌週は2週間休みなしで働かなくてはなりません。

と言うのも大型マンション以外は現場監督さんは通常一人で常駐していますので「働き方改革」もあり現場監督さんの労務管理をどうするのか?という問題が発生します。

又、特に心配なのは、安全管理の面で、現場監督さんに集中力が求められますので、休みの無い疲労から集中力が散漫になりますと、工事の安全に響きます。

どう考えても現場監督は最低、週に一度は休みが必要です。

中には「現場監督は代休を取って、代わりの社員が来れば良い」という方もいますが、平日の日中の組合対応、居住者対応の細かな引継ぎを考えますと、現実的ではありません。

工事が始まりますと、組合の方にお願いして、打合せを日曜ではなく、土曜か平日の夜にしてもらいます。

ヒヤリングと臨時総会

11月、12月は毎週末のように、施工会社選定のヒヤリングか施工会社と契約するための臨時総会があります。

ヒヤリングを行うための打合せ、又、秋工事が完了するために完了検査もあります。

いつもの年は、同じことを行うのですが、コロナウイルスの蔓延のため、非常事態宣言中やまん延防止期間中に行うはずのヒヤリング準備、ヒヤリング、臨時総会が11月・12月に集中してしまいました。

更に、臨時総会の議案書の作成も設計事務所へ依頼されることが多く(ほぼすべての物件)、なかなか厳しい毎日を送っています。

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一級建築士の定期講習会

本日、建築士の定期講習会を受講してきました。

建築士の定期講習会のテキストの中にもマンション大規模修繕工事が取り上げられていました。

今後は建物は新築だけではなく、ストックされた建築物をいかに有効活用していくか?がテーマになると言われて久しいです。

その中で建築士はどのように社会に貢献できるのか?

ひとつの事例として、マンション大規模修繕工事が取り上げられていました。

講習後にテストがあり、合格、不合格となるので、私を含め皆さん居眠りできず真剣に受講しています。

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2022年工事が多い訳

2022年工事が多い理由はいくつか原因

今年の夏から2022年大規模修繕工事の施工会社選定を行っていますが、10月以降、例年と違う動きが出ています。

まず、建設新聞紙上の施工会社の公募が20件と10月例年の倍の物件の公募が出ています。

この理由は、2020年から始まった新型コロナウイルスの感染拡大により管理組合の理事会が開催されにくくなったこと。

そのために大規模修繕工事の発注が遅れたり、止まったことが挙げられます。

又、組合員の中に新型コロナウイルスの感染拡大を理由に大規模修繕工事の延期を求める声が出てきたこともあります。

そのような理由から、2020年、2021年共に大規模修繕工事の件数は例年より少なかった様です。

この反動もあり、多くの施工会社ではすでに2022年春工事のキャパシティは埋まっているようです。

先日、開催した施工会社選定のヒヤリング会でも、見積提出後ヒヤリングを辞退する施工会社がありました。

大規模修繕工事の相場

大規模修繕工事の相場については、本当によく聞かれます。

この質問程、答えに困る質問もありません。

例えるなら「車1台の相場はいくらくらい?」という質問と同じくらい答えに困ります。

何の前提条件もなく車という括りだけでは、軽自動車から高級車果ては高級外車まで質問の範囲に含まれるからです。

これでは、全く答えようがないのです。

100万から1,000万円を大きく超えるものまで全て車に含まれます。

これと同じくらい、マンション大規模修繕工事の相場を聞かれることは答えに困ります。

マンションの規模、形、戸当たりの面積、築年数、バルコニー面積、外壁の仕上げの種類、壁面積といった多くの要素が工事金額を左右します。

それらの前提を無視して、相場を聞くことがいかに無茶なことかご理解いただけるでしょうか?

又、プレゼンテーションの質問でも、うちのマンションの工事はいくらくらい掛かるか?というのも困ります。

建物を見ても、劣化状況の調査と数量の算出も行っていないので、軽々しく工事金額をお答えするわけにはいきません。

今でも時折「1戸あたり100万円」と簡単に答える方を見掛けますが、このような方は多分、最近の大規模修繕業務の経験も無く、ただ過去の数字を答えているだけです。
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