マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

新築工事の忘れもの 

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写真の中央に見えるものは、築25年の
マンションの外壁に入っていた木片です。
外壁にフクレが生じ、調べてみると木片
が水を吸ってふくれました。

管理組合からの申し入れで、新築時の
施工会社が直すことになりました。

工事現場が始まり足場が掛かると
必ず出てくるのが、このような
「新築工事の忘れもの」です。

新築時のつい、うっかりの見過ごし
とチェックミスが10年以上の時間を
経て表面化します。
ほとんどの場合は施工会社に悪意が
無く発生します。

建築の事情に通じている方が瑕疵担保
期間は新築時から10年間だから直して
もらえないのでは・・・・

と心配される場合も多いのですが、
新築時の施工会社に誠意を持ってお話
すれば、先方の費用負担で直して
もらえる場合がほとんどです。

このときに管理組合の方にお願い
したいのは瑕疵(かし)手抜き工事と
いう言葉を出して、施工会社のミスを
一方的に責めないでください。

直してもらわなくてはならない
ミスですが瑕疵(かし)手抜き工事と
いった言葉は、施工会社にとって
非常に大きなマイナスイメージがあり、
必要以上に身構えてしまいます。

話し合いではなく対決となると
問題は解決しづらくなります。

相手も人ですから、お互い誠意を
持った話し合いで円満に解決する
ことが一番です。

寿司が好き

若い頃はそれほど好きではありません
でしたが、友人に北24条にあるおいしい
お店につれていかれてからはまりました。

一日のうち3食寿司でも構いません。

とは、いっても、かの円山の高級店には
行きません。

カウンターに座り、刺身から始め酒をのみ
お好みで食べるわけでもありません。

最近は実家の近くにある金寿司(北2東7)
へ良く行きます。

なにしろコストパフォーマンスが良い
お好みにしなくても、全ておいしいネタ
ばかりです。

店じまいが早いので、仕事で近くを通った
時にお昼に伺うことが多く、酒も飲まずに
(当たり前)お決まりを頼み、あとは
お腹と懐と相談して何品か追加します。

全く儲けにならないお客さんです。
(紹介してくれた友人とお店の方には
申し訳ないです。)

月並みですがこの店に嵌ったのはマグロの
赤身おいしさに気がついたときです。

赤身でも充分脂の乗りがわかります。
それと青もの 鯖、鯵のおいしさ

でも、最大の魅力はお客さんにおいしい
ものをおいしく食べてもらいたいという
職人さんの気持ちが、よく伝わるところです。

お決まりを頼んだのにネタの中に自分の
好物が入っていたり・・・

とても、うれしいです。

インターネットで紹介されているため
昼時も全国からお客様が見えています。

ほとんどの方が、初めて来られたお客様
ですが、とても親切に対応しています。
威張ったところが全くありません。

いつの間にか、年末のお寿司、家族の
祝い事に実家が近いこともあり全てこのお店
に伺うようになっています。
(支払いが私の時は、誰からも文句は出ません)

先週末

ある方の葬儀へ行きました。
その人は、中古車の販売を
されていました。

私が、釣りのために車を買った
15年前からずっと担当をして
頂いた方です。

つねにお客様に対しては腰が
低く、私にも親身になって接して
くれました。

車に関しての知識どころか興味
すら無かった私に、車に関して
丁寧に説明してくれました。

私が、マンション大規模修繕業務
にすんなりと入れたにも
その方のお客様に対する接し方
を見ていたからです。

建築技術者の多くは直接お客様に
接する機会が多いわけではありません。

住宅や小規模な建物を除くと、
ほとんどの場合が多少なりとも建築に
関する知識を持ったお客様と接する
機会が多いのです。(企業には営繕担当
官庁には専門部署があります)

そのため、お客様も自分と同じような
知識があるものとして接してして
しまいます。

一例を上げれば、外壁のひび割れを
クラックといってしまいます。

しかしマンション大規模修繕では
プロとしてお客様に建物の事を
分かりやすく説明することが期待
されています。

そのギャップに気がつかない限り、
お客様と円滑なコミュニケーション
がとれません。

もうひとつ学んだことは、お客様
の利益を優先させる基本姿勢です。

その方は会社を早期退職されて
自分で販売店を始めましたが
自分の店にお客さんの希望条件に
合う車がない場合はお客さんを
もとの会社に紹介していました。

私の友人から車検を御願いされた
ときも「新車だから、ディーラー
で車検を受けた方が、少々値段は
高くとも、最終的には得です」
というアドバイスをしてくれました。

なかなかできることではないと
思います。

突然の病に倒れ、入院してから
2月あまりで逝去されたそうです。

何気なくお店を訪ねると
「今村さん、車の調子はどうですか?」
といつもの笑顔で迎えてくれる
気がしてなりません。

ご冥福をお祈りします。

40の手習いの続き

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理事長さんからの特訓は続きました。

理事長さんのマンションの劣化状況
をまとめた資料のチェックと修正は
1ヵ月以上、毎週のように繰り返され
なんとか満足できるものになりました。

理事長さんから「時間のあるときに
このマンションの理事の前で劣化状況
を話してもらえせんか」
と御願いされました。

「わかりました」即答します。

この方法で多くの人に建物の劣化
状況を伝えることが出来るのか?と
不安になっていた私にとっては、
願ってもいないチャンスです。

社長に事情を話し、プロジェクターと
スクリーンを用意し、集会室をお借りして、
理事の方の前で説明を始めました。

説明を聞いてもらえるかと不安があり
ましたが皆さん真剣に聞いています。

どの理事も自分のマンションの劣化に
驚いた様子です。

説明が終わり、質問を受け付けたところ
とても積極的に劣化状況と修繕方法の
更なる説明を求められました。

それまでの劣化報告会とは異なる反応
に大きな手答えを感じました。

今では、このような報告会の方法が
社内では、定番になっています。

しばらくたってから理事長さんから
驚くべき提案がありました。

説明会のあとある理事から
「ここまで、このマンションの事を
知っている彼に、今度の大規模修繕の
調査を御願いしたいと思っている
んだけどみなさん、どう思いますか?」
と提案があったそうです。

 40の手習い

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その理事長さんは長年教職を勤め
上げられ、先日まで、研究機関で
働いていた方です。

職業がら、大勢の前での研究発表の
機会も多い方です。

発表会でも先に資料を渡してしまうと
参加者は資料を読んでしまうから・・・
と私の悩みに共感して頂けました。

「ところで、今村さんは、パワーポイント
は使えないの」と尋ねられました。

研究発表の場では当たり前に使われて
いる有名なソフトだそうです。

お恥ずかしい話ですが、何のことか
分かりませんでした。

そしてご自分で作られた、パワー
ポイントの教材をフロッピーディスク
に入れて渡してくれたのです。

「勉強してまいります」と言い残し
早速インターネットで調べソフトを
購入しました。

参考書も買い、理事長から頂いた教材も
見て勉強しながら理事長のマンションの
劣化状況をパワーポイントで作って
みました。

出来上がったものを理事長に見て
もらうと

「今村君はアニメーション機能とか
使えないの?」と更なるチェックが
入ります。

40歳を過ぎての手習いとなりました。

「この間、買ったばかりのソフトなのに
・・・」と思いましたが

理事長は70歳近くにもかかわらず
パソコンを使いこなしています。

そのため、反論もできず素直に
勉強するしかありません。




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