マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

工事現場のちょっとひと工夫

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ある現場で、防犯のために
センサー付きライトを足場に
取り付けました。

でも、ある理事から

「ところで、泥棒は防犯センサー
があるって知っているのか?」
という質問がありました。

思ってもいない発想です。

おっしゃる通り防犯灯を数多く
設置するより泥棒が、足場に近寄ら
ないようにすることが第一です。

その日の会議では
「泥棒に防犯灯設置を
知らせる工夫をする」
ことが決定事項になりました。

現場サイドで知恵を絞り
写真のような看板が仮設足場の
外側に付きました。

泥棒は近づかないと思います。

この掲示のある現場は泥棒に
入られていません。

工事現場のちょっとひと工夫 

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大規模修繕工事を行う上で隠れた問題点
は壁面に仮設足場を掛けると建物周囲の
駐車場が使えなくなることです。
駐車台数が確保できなくなります。

マンションによっては、全駐車台数の
1/3が使えなくなった例もあります。

この場合仮設駐車場を外部に借りますが
工事中の駐車代金は大規模修繕工事費に
含むことになります。工事期間中4ヶ月
ですとかなりの費用になります。

特に1階部分がピロティで駐車場になって
いるマンションは大規模修繕工事のときに
車の出入りが安全確保が問題になります。

建物の周囲の仮設足場が出入りの邪魔に
なり足場によって、見通しも狭まり
大変危険です。

安全確保のために工事期間中はピロティ
内部の駐車をやめようかとも思いましたが
現場所長の工夫で養生シートをやめ金網
だけで足場を囲みました。

写真のように視界は良好です。

工事現場のちょっとひと工夫 

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バルコニー面の工事の工夫は
続きます。

大型マンションのバルコニー
に仮設足場が掛かると足場に登った
職人さんは自分がどこにいるか
分からなくなります。

自分が何階にいるのかも
分からなくなります。

中には4号室、9号室を抜いて部屋
番号を振るマンションもあります。

例えば707号室の居住者の方から網戸
を外して欲しいといわれても
足場に上がってしまうとどの部屋が
707号室かわかりません。

ひな壇のような形のマンションでは
部屋番号が縦に通らずにずれて行くと
混乱に拍車が掛かります。

そんな時、ある会社は写真のように
バルコニーの手摺に部屋番号を
つけました。

それ以降、職人さんは迷子にならなく
なりました。

本当にちょっとしたひと工夫です。

工事現場のちょっと、ひと工夫 

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今日から、何回かに分けて工事
現場で気が付いたちょっとした
ひと工夫を紹介します。

何げない、ちょっとした工夫
ですけど、効果が大きいもの
ばかりです。

管理組合だけではなく、工事関係者
の方も参考にしてください。

バルコニーの床ウレタン防水工事
が始まると、昼夜、休日を問わず
バルコニーには出られなくなります。

ウレタン防水材が固まるためには
1日以上の時間が掛かります。

ウレタン防水は固まる前に触ると
そのまま、かたまり仕上がりに
大きな影響が出ます。

そのため、施工会社は工事前に
「バルコニーには出られません」
といったチラシを各戸に配布します。

しかし、夜間や休日についうっかりと
バルコニーに出てしまう方もいます。

そんな、ついうっかりを防ぐために
ある会社は窓の外から部屋内に
向かって「バルコニー出入禁止!」
とチラシを貼りました。

効果は絶大です。

この工夫でウレタン防水工事中
にバルコニーにうっかり出る方が
ずいぶん減ったそうです。

全面調査をしなくても問題は無いか

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先週の続きになります。
タイルの建物に限らず、建物調査
を全外壁、バルコニー面に行うかべきか
部分抽出調査で大丈夫か?
悩ましいところです。

私の経験では部分抽出調査で充分です。

しかし、組合さんによっては、多大な
費用を掛けてでも、ゴンドラを掛けて
全面調査をして欲しいといわれます。

もちろん、全面調査を勧める調査会社や
設計事務所もいます。それもひとつの正解
には違いありません。

しかし、大切なのはコストパフォーマンス
考えることです。

経験があれば、全面調査を行わなくても
部分調査だけで、信頼性の高い調査診断結果
を出すことが出来ます。

調査診断の信頼性は、部分調査による劣化
数量と工事が終了したときの、施工数量の差
が少ないだけではなく、劣化原因を探明して
最良の修繕提案を行う能力です

全面調査を行っても、信頼性の高い調査診断
結果が出るとはかぎりません。

ただ、調査だけに多大な費用を掛けるだけ
ではいけないということです。

よく、聞かれるのですが、調査対象以外の
部分を修繕しないわけではありません。

工事のときに全面足場を掛け再調査を行い
ますから、劣化部分は全て修繕を行います。
写真は、工事時の調査表です。

工事予算の中に予備費を取っておけば
工事のときの調査によって判明した劣化
部分の修繕が出来ます。
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