マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

先週末

ある方の葬儀へ行きました。
その人は、中古車の販売を
されていました。

私が、釣りのために車を買った
15年前からずっと担当をして
頂いた方です。

つねにお客様に対しては腰が
低く、私にも親身になって接して
くれました。

車に関しての知識どころか興味
すら無かった私に、車に関して
丁寧に説明してくれました。

私が、マンション大規模修繕業務
にすんなりと入れたにも
その方のお客様に対する接し方
を見ていたからです。

建築技術者の多くは直接お客様に
接する機会が多いわけではありません。

住宅や小規模な建物を除くと、
ほとんどの場合が多少なりとも建築に
関する知識を持ったお客様と接する
機会が多いのです。(企業には営繕担当
官庁には専門部署があります)

そのため、お客様も自分と同じような
知識があるものとして接してして
しまいます。

一例を上げれば、外壁のひび割れを
クラックといってしまいます。

しかしマンション大規模修繕では
プロとしてお客様に建物の事を
分かりやすく説明することが期待
されています。

そのギャップに気がつかない限り、
お客様と円滑なコミュニケーション
がとれません。

もうひとつ学んだことは、お客様
の利益を優先させる基本姿勢です。

その方は会社を早期退職されて
自分で販売店を始めましたが
自分の店にお客さんの希望条件に
合う車がない場合はお客さんを
もとの会社に紹介していました。

私の友人から車検を御願いされた
ときも「新車だから、ディーラー
で車検を受けた方が、少々値段は
高くとも、最終的には得です」
というアドバイスをしてくれました。

なかなかできることではないと
思います。

突然の病に倒れ、入院してから
2月あまりで逝去されたそうです。

何気なくお店を訪ねると
「今村さん、車の調子はどうですか?」
といつもの笑顔で迎えてくれる
気がしてなりません。

ご冥福をお祈りします。

40の手習いの続き

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理事長さんからの特訓は続きました。

理事長さんのマンションの劣化状況
をまとめた資料のチェックと修正は
1ヵ月以上、毎週のように繰り返され
なんとか満足できるものになりました。

理事長さんから「時間のあるときに
このマンションの理事の前で劣化状況
を話してもらえせんか」
と御願いされました。

「わかりました」即答します。

この方法で多くの人に建物の劣化
状況を伝えることが出来るのか?と
不安になっていた私にとっては、
願ってもいないチャンスです。

社長に事情を話し、プロジェクターと
スクリーンを用意し、集会室をお借りして、
理事の方の前で説明を始めました。

説明を聞いてもらえるかと不安があり
ましたが皆さん真剣に聞いています。

どの理事も自分のマンションの劣化に
驚いた様子です。

説明が終わり、質問を受け付けたところ
とても積極的に劣化状況と修繕方法の
更なる説明を求められました。

それまでの劣化報告会とは異なる反応
に大きな手答えを感じました。

今では、このような報告会の方法が
社内では、定番になっています。

しばらくたってから理事長さんから
驚くべき提案がありました。

説明会のあとある理事から
「ここまで、このマンションの事を
知っている彼に、今度の大規模修繕の
調査を御願いしたいと思っている
んだけどみなさん、どう思いますか?」
と提案があったそうです。

 40の手習い

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その理事長さんは長年教職を勤め
上げられ、先日まで、研究機関で
働いていた方です。

職業がら、大勢の前での研究発表の
機会も多い方です。

発表会でも先に資料を渡してしまうと
参加者は資料を読んでしまうから・・・
と私の悩みに共感して頂けました。

「ところで、今村さんは、パワーポイント
は使えないの」と尋ねられました。

研究発表の場では当たり前に使われて
いる有名なソフトだそうです。

お恥ずかしい話ですが、何のことか
分かりませんでした。

そしてご自分で作られた、パワー
ポイントの教材をフロッピーディスク
に入れて渡してくれたのです。

「勉強してまいります」と言い残し
早速インターネットで調べソフトを
購入しました。

参考書も買い、理事長から頂いた教材も
見て勉強しながら理事長のマンションの
劣化状況をパワーポイントで作って
みました。

出来上がったものを理事長に見て
もらうと

「今村君はアニメーション機能とか
使えないの?」と更なるチェックが
入ります。

40歳を過ぎての手習いとなりました。

「この間、買ったばかりのソフトなのに
・・・」と思いましたが

理事長は70歳近くにもかかわらず
パソコンを使いこなしています。

そのため、反論もできず素直に
勉強するしかありません。




─〜塙膂への報告

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インパクトのある写真入りの
掲示を行った管理組合の報告会
は175世帯のうち67名が
説明会に参加していただけました。

これは通常の総会とほぼ等しい
人数だそうです。

やはり、インパクトのある
建物の劣化写真を見て、
「これは、大変だ」と感じた
方が大勢いらっしゃったようです。

でも、このときは、資料として
以前にお話した、評価表と写真を
お配りしてご説明したためか
私の説明を一方的に聞かれるだけで
組合の方の質問は、多くは
ありませんでした。

今思うと、説明内容よりも
説明のしかたに多少の問題が
あったようです。

そのときは、解決策はすぐに
思い浮かびませんでした。

この話を別の管理組合の理事長さん
にお話したところ大きなヒントが
もらえたのでした。

このヒントが調査診断報告会
を変えるきっかけとなり為した。

А〜塙膂の方へのアピール

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調査診断を終えた管理組合の
理事さんから教えて頂いた
のですが

理事会主催の催し物を開催するに
しても、それを掲示板に貼った
だけでは、組合員は関心を示さない
ことが多いそうです。

そこで、調査診断報告会に
一人でも多くの組合員に来て
いただくためには、どのように
アピールすればよいかが、問題と
なりました。

もちろん
マンション内の広報誌に載せる
こともしますが、それだけでは
アピールが足りないそうです。

「今村さん、インパクトだ」
と故岡本太郎先生のような風貌の
理事さんから、アドバイスを
頂きました。

組合員にとってのインパクト・・

誰もが自分のマンション
の劣化や危険箇所には
興味があるはずです。

そこで、写真のような
そのマンションの危険な劣化
箇所のアップの写真を添えて
調査診断報告会の案内をホール
に貼ってみました。






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