マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

高所作業を行う職人さんの落下事故に注意

札幌市内のマンション大規模修繕工事の現場で職人さんが落下し亡くなってしまいました。

この時期ですと、おそらく仮設足場の解体作業中だったと思います。

添付した記事にもありますが、たとえ安全帯という落下防止の命綱をしていても、その命綱の端を固定していないと落下を防止できません。

これからマンション大規模修繕工事は順次工事が進み、検査が終わると仮設足場の解体に向かいます。

仮設足場の解体は、大規模修繕工事の中で一番事故が起きやすい工程です。

高所で作業を行う職人さんはすべて落下防止のために、安全帯をしていますが、その端部を固定している職人さんが少ない現場を見ることもあります。

無題


免振ダンパー不正

またもや、不正の報道でマンションにお住まいの皆様方はもちろん建築関係者も「うんざり」しているというのが本音だと思います。

今回はダンパーの「調整工程」を省略したため、不正となってしまったようです。

自分はいったい何のために仕事をしているのか?を冷静に考えれば、このような「調整工程」を省略できないでしょう。

自分の仕事の使命を理解していれば、結果として不正は起きなかったような気がします。

大学の同窓会

隔年で開催される出身大学の同窓があったので、参加しました。

前回が大々的に開催された影響もあるためか、今回は参加者が多くはありませんでした。

同期は幹事と私だけでした。

しかしながら、在学中お世話になった先生に再開会する事ができました。

また、各界でご活躍されている諸先輩、後輩とも知り合うことができて有意義な時間となりました。

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工事費の値上がりの原因はもう一つの理由

工事費の値上がりの原因は工事の単価が上がったこともひとつの原因ですが、それがすべてではありません。

その前に、工事費の値上がりといった場合、1戸あたりの工事費が〇万円という考え方をされている方が多いと思いますが、この考え方自体が大きな工事費の値上がりの一つの原因でもあります。

それは、どういう事かと言えば、分譲マンションの建物の大型化と形状の複雑化、バルコニー面積の増大が年々進んでいるためです。

専有面積も大型化していますが、それ以上にバルコニーの数と面積が増えています。

又、以前は直方体に近い単純な形のマンションが多かったのですが、最近は凹凸の多い複雑な形のマンションが増えてきました。複雑な形のマンションは同じ床面積であっても表面積が大きいため、それが工事する数量の増加に繋がっています。

そのため、直方体で小さなバルコニーが1箇所のマンションは1戸あたり100万円程度の工事費という場合もある一方、複雑な形でかつ小規模、バルコニーが3面あるマンションでは、工事費が200万円近くになる場合もあります。

つまり、建物の形状が以前のものと全く異なってきているという事です。

同じ形で、同じ大きさのマンションの工事費の比較ではなく、小さいマンションと大きいマンションを比較すれば、大きなものの工事費が高くて当たり前なのですが、そこの説明をしないで、工事費が上がったと捉えている方が少なくありません。

このような混乱を防ぐためには、大規模修繕の工事費は一戸あたり〇万円という考え方を捨て去る所から始めなくてはなりません。

なぜ修繕積立金が不足するのか?その原因を分析してみます。

その1 工事費の高騰 

ご存知の様に工事単価が全体的に上がっています。

又、職人さん不足で工事費が高騰しているというお話は聞いたことがあると思います。

しかし、それだけで大規模修繕の工事費が10年前に比べて約3割ほど上がっている事を説明できません。

いろいろな要因が重なっています。

ひとつには、仮設足場の組み立てで手すり先行が導入されたこと。

工事現場の事故の原因の1位は仮設足場からの転落、墜落事故です。

それを防ぐために、仮設足場を組み立てる時に転落、墜落を防ぐ手すりを一番先に組み立てて行きます。

それまでは、手すりは最後に組み立てていたので、これまでとは異なる新しい仮設部材が増え、組立手間も増えました。

これによって、仮設費用が大きく上がりました。

それまでは屬△燭1,000円であった組立、リースの単価が1,300円以上になりました。

又、現場で実際に作業を行う職人さん全てに、福利厚生費とは、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料のうち会社で負担することが法律で義務つけられている社会保険料の支払いのことですが、これまでは支払われなかった例も多かったのです。

それが平成29年年度から「社会保険に入っていない建設業者は現場入場できない」となったのです。

社会保険料は工事費のおよそ8%ですからその半分を会社が負担するとしてもおよそ4%の工事費が上がった事に成ります。

これらの要素が重なり、結果として3割の工事費の値上がりとなっていると思われます。
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