マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

設計事務所検査の意味

昨日、施工会社の社内検査が行われていない現場で再度検査に赴きました。

昨日は途中で検査を中止しています。

施工会社のチェックは青テープで行っています。

同じ場所を設計事務所が赤テープでチェックします。

施工会社と設計事務所は工事に対する視点、見方が違うので、どの様な現場であっても、赤テープでのチェックは出てしまいます。

それは、仕方のないことです。

しかしながら、中には施工会社のチェックが漏れてしまう部分もあります。

そういった部分が出ないように施工会社チェックと設計事務所チェックをダブルで行います。

もっと精度を上げるためには、施工会社の現場チェック、社内チェックを行った上で、設計事務所チェックを行うことです。

施工会社の現場チェック、社内チェックもチェックテープの色を変えます。

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設計事務所検査の中止

本日はバルコニー検査でしたが、検査早々、チェックテープだらけとなってしまい

施工会社が事前検査した様子が全くなかったので、本日の検査は中止としました。

設計事務所検査は手直しのチェックテープを付けることが目的ではありません。

手直しのチェックテープを付けるのは、施工会社の仕事です。

それを確認して、足りない部分を指摘するのが、設計事務所検査です。

こうしないと二重チェックにはならず、工事の品質は向上しません。

明日、又バルコニー検査を行います。

それまでに施工会社の検査を行いチェックテープを付ける様に指示しました。

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修繕積立金が大幅に足りない

春の大規模修繕工は、そろそろ竣工します。

秋の大規模修繕工事は着工からしばらく経ち、塗装色の決定や実数清算工事の調査を行っています。

設計事務所は来年着工する大規模修繕工事の施工会社選定や見積依頼の準備をしています。

その中で、一番ネックとなっているのは「設計事務所が作成した大規模修繕工事費概算に対して積立金残高が著しく足りないという現実」です。

特に不足が目立つ例は、前回の大規模修繕工事が2018年以降で工事終了直後に長期修繕計画の見直しをした組合です。

さらに長期修繕計画の見直し以降に5年ごとの長期修繕計画書の見直しをしてない組合は顕著です。

大幅に不足する理由の一つに、長期修繕計画の作成、見直しを行って以降の建築工事費の高騰があげられます。

2018年にはリーマンショックが起こり、多くの建設工事が中止となり、大規模修繕工事市場にゼネコンを含む多くの建設会社が参入し過当競争となり、工事費が下がってしまい翌年には底値となりました。

このころに作成、見直しを行った管理組合の長期修繕計画の工事費は底値のままで、それをベースに積立金を積み上げても現在の大規模修繕工事費の60〜70%に程度にしかなりません。

その左証のひとつとして、平成23年(2011年)に制定された修繕積立金ガイドラインの積立金額の目安が2021版では、1.24〜1.53倍となっています。

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暑さ対策の新兵器をやっと導入

連日の酷暑で皆様もすっかり参っているかと思います。

やっと、北星一級建築士事務所でも酷暑対策として、ファン付きベストを導入しました。

しかしながら、お店では、連日の酷暑の為、すでに売り切れ、品薄状態で何件かのお店を廻っても3着しか購入することが出来ませんでした、

社員が交代で使っている状態です。

工事の検査、現場巡回と連日引っ張りだこです。

常時ファンが回っているので、涼しいのですが、高回転にするとかなり騒音が気になります。

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設計事務所のバルコニー検査は何のため?

とある現場で設計事務所のバルコニー検査を行いました。

現場監督には、「設計事務所検査が工事のチェックではない」

「工事の不具合は施工会社の現場検査と社内検査で設計事務所検査の前にチェックしてテープを貼ること」

「設計事務所は現場検査と社内検査がちゃんと行われているかどうかの確認」

と厳しく伝えてありますが・・・・

いざ、バルコニー検査に行くと、狭い範囲に設計事務所のチェックテープ(黄色)がたくさん貼られることになります。

この写真の指摘事項は

「塗装の透け」

「汚れの付着」

「塗装の乱れ」です。

どうしたものでしょうか?

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