マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

大規模修繕工事現場の休日

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日曜日は大規模修繕工事の現場も休日ですが、
土曜日、祝日は工事を行うことが多いです。

居住者にとって、どうしても、バルコニーの
前にある仮設足場がうっとうしく、
特に気温が上昇する7月に入ると一日も早く
足場が取れないのか気になり初めます。

そのため、春先スタートの工事現場は
出来るだけ早く着工して、できるだけ早く
工事を終了させる工程を組んで行きます。

しかし、大規模修繕工事は外部の共用部分が
主な工事対象ですからほとんどが天候に左右
されやすい工事です。

雨が降ると屋上防水、バルコニー防水、外壁
塗装工事が出来なくなります。

風が強くても、塗料の飛散の恐れや荷揚げ工事
の安全のため工事がストップします。

このような条件の中で、工事を行いますので
大規模修繕工事の休日はどうしても日曜日
だけになってしまいます。

工事が、最終段階に近づくと、居住者の皆さん
も「はやく足場が取れるように」思うように
なりますので、工事現場は自主的に交代で
休みを取りながら日曜日も工事を行うこと
もあります。

第2回目の現場見学会終了

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厚別区大谷地の現場見学会
が終了しました。

前回と同様に

〃物の状況の説明

外壁の修繕

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について居住者および外部の組合の方
と見学会を行いました。

居住者の方から工事に関する多くの
質問が出ましたがともに工事現場を見て
お答えすると納得して頂きました。

工事現場の様子を見て頂くことによって、
居住者の大規模修繕工事へのご理解が
深まるように感じました。

現場見学会の内容 

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塗装について

塗装の役割は建物に色を付けるだけではなく、
最大の目的は建物のコンクリートを劣化
の原因となる酸素、水、紫外線から守る
ことです。

コンクリートは何年も時間を掛けて固まって
行きます。コンクリートは固まるときに若干
ですが収縮します。

するとどうしてもコンクリートの表面に細い
ひび割れが発生します。巾が0.2ミリ未満の
ヘアラインクラックといわれるものでひび割れの
巾が0.2ミリ未満であれば、空気も水も通さない
と言われています。

ひび割れが、広がり0.2ミリ以上となると空気、
水が入ってきて、コンクリートの中性化が進行
してゆきます。

コンクリートが中性化するとコンクリート内部に
ある鉄筋が錆び始め、建物全体の劣化が進みます。

今回外壁の塗り替えに採用した塗料は、厚塗りの
弾性タイプです。

塗装は1度に塗らず下塗り1回、上塗り2回と
計3回に分けて塗ります。
最初に白色の下塗り材を塗ります。

この塗装は、弾力性があり、コンクリートの
表面に新たなひび割れが生じてもそれに追従し
塗装保護材となってコンクリートのひび割れの
内部に空気、水紫外線を通しません。

硬い塗料ですとコンクリートの表面にひび割れ
が生じると塗料が追従できずに割れてしまい
コンクリート内部に空気、紫外線、水が入ります。

塗装には10年間の保証をつけています。

写真は見学者の方が塗装の表面に爪を立て塗料の
柔らかさを確認している様子です。

現場見学会の内容 

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バルコニーの工事

バルコニーの工事の順番は大まか書くと

(斌漫天井面の下地補修、シーリング

∧斌漫天井面の塗装

床面の補修

ぞ果未離Ε譽織麕豹

といったように上から順番に工事
が行われます。

バルコニーにはすでにウレタン防水
が施工されていましたが、劣化が進んだ
ため今回2仭し塗りします。

写真はウレタン防水が仕上がった状況です。

ウレタン防水はコンクリートや
既存のウレタン防水との密着が良いため
大規模修繕のバルコニー防水では最も
よく使われる材料です。

ウレタン防水は平滑に仕上がり
ゴム状になりますのでひび割れにも
追従し高い防水性能を発揮します。

ただし、柔らかいため傷が付きやすい
ので、使用には注意が必要です。

又、ウレタンは固まる前は、液状なので
水平面の厚さは確保しやすいのですが
垂直面の厚さの確保が難しいところが
難点です。

厚みが2ミリですので、防水をする部分の
表面にゴミがあると、その部分だけ
薄くなってしまい均一に仕上がりません。

今回は非常にきれいに仕上がっています。

屋上防水

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エレベーターで屋上に上がりました。

写真の屋上防水(床)は3色の帯に
なっています。

右から既存防水の上に活性化材
を塗ったもの(黒くなっています)

中央が一層目のアスファルト防水シート
を貼ったもの

左が二層目のアスファルト防水シート
を貼った状態です。(灰色です)

アスファルト防水シートは融けた
アスファルトを接着剤としてシートの
下に流しながら貼ってゆきます。

熱で溶かしたアスファルトを使うので
アスファルト防水熱工法と言われます。

熱工法のほかに、アスファルトシート
の裏に工場でアスファルトを予め裏打ち
したシートの表面をガスバーナーであぶり
裏面のアスファルトを溶かして貼る
アスファルト防水トーチ工法があります。

どちらも大規模修繕で多く使われる工法です。
両者を比較すると、工事の確実性の面から
私は熱工法を選ぶ例が多くなりました。

熱工法は接着剤となるアスファルトを工事
現場の屋上にカマを設置して溶かすので、
煙とニオイが出るため、以前は居住者が
住みながら行われる大規模修繕工事や
住宅地内には向かないと言われました。

しかし、接着剤となるアスファルトの
改良とアスファルトを溶かすカマの改良に
よって、煙とニオイが大幅に抑えられ大規模
修繕工事に広く使われるようになりました。
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