写真は見積比較表のサンプルです。
A〜Eまでの5社が見積に参加しましたが
まず、注目したのは見積価格のばらつきです。
弊社の概算と見積もり金額の比較の中で
D社だけが大幅に安い見積金額でした。
そこで、5社のうち中央3社の見積価格
の平均を算出して、各社と比較すると
3社平均を相場と考えるとD社はその
75％程度の価格でした。
各社とも同一の設計図面、数量、仕様書
で積算しているのであれば適正な価格差
は10〜15％前後ではないでしょうか？
そのため、D社はかなり無理をしている
と判断しこの段階で失格としました。
営業再度の無理は現場に反映されます
ので組合員が望んでいない
「安かろう、悪かろう工事」
になる可能性が出てきます。
修繕委員の中には設計事務所が
入っているのだから、どんな価格
でも、工事の監督が出来るはずだ
と主張される方がいらっしゃいますが
それははっきりと間違いだといえます。
ヒヤリングで「この金額で大丈夫か？」
と聞いても全ての会社は、受注は目前に
あるため「大丈夫です」と答えます。
ところが、現場が進み仕上げの雑さを
指摘しても「工事費が安いのだから
この辺で勘弁してください」
と泣きを入れる会社や
「安全対策にもう少し気を配って欲しい」
と要望しても「見積段階では見ていない」
「これ以上は追加金額が発生します」と
追加の工事費を要求する会社もあります。
低価格見積には気をつけてください。
