
私たちが電気といえば照明器具を指すことが多いですね。
長期修繕計画書の標準様式では、築15年目で共用部の照明器具の取替えを計上するようになっています。
築15年というのは、照明器具の耐用年数が15年のためです。
しかし、現実問題として、15年目で照明器具は故障するかと言えば、マンションの中にある照明器具を全面的に交換するケースは余り聞きません。
現実には、20年、30年経っても壊れていないケースがほとんどだと思います。
そこで、壊れたものから修繕費で補修することにし、長期修繕計画書から外すことを考えル組合も少なくありません。
ただし、非常照明だけは、定期報告等で頻繁にチェックを行い、蓄電池等の機能に支障が出た際は、直ちに交換してください。
非常照明とは、災害が起きて停電したときも点灯し、夜間でも安全に皆さんを屋外まで導いてくれる照明です。
停電しても、最低でも30分間は点灯しなくてはならないため、写真のように点検用のヒモと照明器具に内蔵されたバッテリーにパイロットランプがついています。
このランプが、赤くなったら、ヒモを引っ張って点灯しても、バッテリーに問題があることを知らせます。直ちに交換してください。
外部照明に関しては、絶縁不良から交換が必要になるケースがたまにあります。