住まいに関するこんな言葉を聞いたことはありませんか?
「人の住まない家は早く傷む」
建物に人が住んで入れば、建物に生じた不具合にいち早く気がつき、傷みが進行する前の段階で修繕を行うことができるため、建物が長持ちするという意味があります。
特に木造住宅の場合は換気が行われないと、湿気によりカビが生えたりします。
しかし、人が住んでいても建物に生じた不具合に気がつかないと・・・・
建物に生じた劣化はどんどん進行してしまい、建物の寿命を縮めてしまいます。
マンションのような鉄筋コンクリートの建物は木造の戸建て住宅に比べると建物の劣化が少ないように感じるかも知れませんが、実際は確実に経年劣化が進んでいきます。
また、屋上防水層に生える植物のように短期間に建物を大きく痛める現象も少なくありません。
建物を健全に維持しようとすれば、建物に関する点検チェックリストを作成して、管理員さん、理事会、居住者が建物の維持管理、保全を行わねばなりません。
これは、管理会社、管理員さんだけの責任では無く、点検が確実に行われているかどうかをチェックするのは、理事会、居住者の責任でもあります。
このように書いてしまうと、とても重苦しくなりましね。
あまり硬く考えずに、写真の管理組合のように「建物探検」といった気分で建物の主要部を見て廻ると、いろいろな発見と、情報の共有化が図れて楽しいですよ。