マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

2014年11月

ヘラブナ底釣り専門の釣堀を再訪しました。

前回訪れたあとに管理棟の修繕工事があり、しばらく行くことができませんでした。

都内の遊園地のプールで冬季に営業されるマス釣り場へも行きましたが、どうもなじめませんでした。

流れるプールで魚を釣っても、ちょっと空しい。

お子様連れのファミリーも多く、何やらにぎやかでココロが癒されるというわけにはいきませんでした。

そこで、広尾から歩いて10分のヘラブナ釣りの掘りを再び訪ねました。

にぎやかな広尾から有栖川公演を抜けてしばらく歩き、小学校の角を曲がり、突き当たりまで行くと、突然、昭和に戻ったような釣堀があります。

夢か幻かと言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、いきなり釣堀です。

このたたずまいを見るだけで、なんだかほっとします。

2時間で1,100円、竿を借り、えさを買っても1,400円、映画を見るよりも安いです。

そういえば、遊園地の釣り掘りは2時間で2,200円で竿、リール、ルアーは自前でした。

お子様連れもいましたが、釣りに集中していました。

スーツを着た二人連れのサラリーマンも来ました。

そこまでは、よかったのですが、なかなかアタリがありません。

どうも、練りえさが水中でバラけるのが早いようです。

えさを大きくして、同じ場所に落とすようにすると、釣れるようになりました。

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東日本大震災の爪あと

2011年3月11日に発生した東日本大震災から3年9ヶ月を迎えようとしています。

大規模修繕工事を行うマンションでは、その補修も同時に行います。

立地条件によって震災の影響を大きく受けた建物から影響をほとんど受けなかったマンションまでさまざまな被害状況があります。

震災の結果、外壁タイルが剥落したり、壁面にひび割れが入ったマンションを調査することがあります。

このようなマンションでは、建物アンケートへの回答率も非常に高く、バルコニー立ち入り調査の希望も多いです。

バルコニーに調査に伺うと、居住者さんがバルコニーに出て来られて、ひび割れや、コンクリートの破損について「これは大丈夫なのですか?」と熱心に不安そうに質問をされる方が大勢いました。

震災が少ないマンションでは、このようなことは起きません。

また、修繕委員の方からは「自分のバルコニーで発生しているひび割れの意味」がわからないのでみんな不安がぬぐえない。「今後建物にどのような影響があるのかを知りたいんだよ」というお話を伺いました。

居住者の方が震災後4年近くも「不安におびえ」暮らされていると思うと切なくなります。

震災後には、多くのマンションで管理会社さんが震災被災アンケートを行われていますが、アンケート結果に対する説明やフォローが充分成されていないと、居住者の皆様の心配がずっと解消されずにモヤモヤが溜まっているようです。

アンケートの結果を組合員や居住者に周知し、今後の修繕方針を明らかにすることが、解決策のひとつだと思います。

また、それが設計事務所に期待される役割と思います。

鹿肉はおいしい

私の故郷、北海道ではエゾシカの食害が林業だけではなく、農業にも及んでいて毎年大量のエゾシカが狩猟の対処として駆除されます。

しかしながら、これまで駆除されたエゾシカは、ハンターが知人におすそ分けする程度でなかなか一般の人の口には入りませんでした。

若い頃、何度か知り合いにシカ肉の刺身を食べさせてもらいましたが、「刺身はおいしい」といういわゆる珍味扱いで、普段食べる食材ではありませんでした。

ところが、去年からコープさっぽろというスーパーが通年でエゾシカを販売するようになりました。

同僚にシカ肉好きがいまして、帰省の際のお土産に買い求めるようになり、自分でも食べるようになりました。

鹿肉というのはクセが無く、とても食べやすく、火を通すと膨張し、とてもやわらかくなります。上手く焼けると牛肉に負けないくらい美味しいです。特に赤身肉のステーキが好きな方には、お勧めの食材です。

ところが、今のところ鹿肉を好んで買い求める人は決して多くないようです。コープさっぽろのエゾシカ肉コーナーで「売り切れ」というのは、今まで見たことがありません。

エゾシカのすぐ隣に置いてあるラム肉よりも高めなのが原因のひとつかもしれません。

また、人は食に対して非常に保守的ですから、今まで食べたことが無いエゾシカに対して心理的な抵抗があるのでしょうね。

今のところ、生のエゾシカが手に入るのは市内でもコープさっぽろの2店舗だけです。
残念ながら、デパートでも売っていません。

エゾシカがイケテル食材になったら、飛ぶように売れると思います。

被災された方の住む場所の問題

地震で被災された白馬の方にお見舞い申し上げます。

今回の地震でも、まず、被災された方は地域の避難所に指定されている学校へと一時的に避難されています。

全壊してしまった住戸も多く見受けられますので、避難所で過ごされるしかないのでしょうが、冷える学校の体育館に複数の家族が一緒にこれから何日も避難生活を送ることは苦難と思います。

しかしながら、これだけ自然災害の多いわが国において、快適に過ごせるような避難所が無いのは大きな疑問です。

せめて、キャンピングカーや短時間で建設ができるプレハブ住宅といった、暖かく、プライバシーが最低限守られる居住空間を提供されないものか思います。

各県で50棟程度備蓄し、災害の大きさに合わせて近隣の県からも持ち寄ることができれば被災された方の気も少しは休まると思います。

3年目検査の確認

本日は早朝から3年目検査の補修完了チェックを行いました。

夜遅くまで打ち合わせをした思い出深い物件です。

三年経つと最寄り駅の商店街のお店がちょっとずつ変わっていました。

ちょっとだけ、さびしい気もします。

理事長さんと共用部の点検を行い、指摘した部分はちゃんと補修されていました。

報告書を提出して3年目検査完了です。

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組合の皆様と1年検査を行いました。

日曜日に1年目検査を組合の皆様とともに行いました。

事前に全戸に対して、バルコニーを含む共用部のアンケートを配布して、問題点を把握しました。

また、施工会社と設計事務所で建物を一通り確認して、組合の皆様からの指摘箇所を確認し、写真を取り、報告書としてまとめました。

組合の現理事と当時の修繕委員の皆様にも立ち会って頂き、問題箇所の確認を行っていきました。

施工会社がバルコニーも含む修繕箇所の補修を行った後に、設計事務所が補修部分の確認を行い、それを報告書にまとめ組合に提出して1年目検査が終了します。

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秋工事も

10月が終わり、秋に着手した工事も折り返し地点を曲がり、残り半分です。

下地補修が終わり、これからは仕上げ工事に入っていきます。

12月末まで、毎週のように検査が続きます。

仮設足場もあと一月

居住者の皆様もうしばらくご辛抱ください。

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1年目検査をしました。

昨年、東京西部で工事を行ったマンションの1年目検査を行いました。

問題は多くはなかったのですが、他のマンションでもよく見られる問題がいくつかありました。

1.鉄部のさび(消火栓ボックス、鉄製ドアの下部)上の写真

2.ウレタン防水の不具合(気泡、穴)中の写真

3.除去されていないプライマー(接着剤)が変色して発見される 下の写真

この問題はどれも竣工直後はわからず、竣工後1年経たないとわからない問題です。

大規模修繕を終えたマンションは必ず1年目検査を行ってください。

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