マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

2019年12月

やっと秋工事の検査が終わりました。

本日、秋工事の最終物件の最終検査が終了しました。

しかしながら、仮設足場の下になって工事が出来なかった部分は無理に工事を行い不良工事とならない様に来年の春に工事を行う事としました。

残った工事内容は施工会社の方で念書を作成し設計事務所が確認を行います。

誰が見ても、残工事は明確にわかる様にておきます。

工事の完了を全組合員に知らせ、残工事リストも添付します。

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このマンション工事費どれくらいかかりそうですか?

最近、管理組合にプレゼンテーションに行くたびに聞かれることが多いです。

答えは「わからない」です。

大規模修繕工事の費用は、工事部分の「工事面積×工事単価」の総計です。

工事を行う面積は戸数とは関係なく、建物の表面積で決まってきます。

同じ戸数でも建物の形状(複雑な形か複雑な形か)住戸の広さで変わりますし、バルコニーの面積によっても変わってきます。

つまり、工事項目、工事面積が把握できないと大体の金額すらお答えすることが出来ません。

特に外壁がタイルの物件はタイルの劣化数量が工事費に大きな影響が出ます。

ただし、10年以上前に前に言われていた1戸あたり100万円という工事費の目安は全く通用しなくなってきています。

その理由は、工事費の上昇だけではなく、建物形状が以前より複雑になり、バルコニーの面積が何倍にもなったためです。

ひび割れた外壁タイルを貼り替えしても、又・・・

大規模修繕工事の時に外壁タイルのひび割れた部分を貼替えます。

管理組合の方から「その貼り替えたタイルは再度ひび割れないのか?」と質問を受けることが多々あります。

結論としては、「貼り替えたタイルは、場所によって再度ひび割れます」

写真の様に前回の大規模修繕で貼り替えたタイル(色が異なるタイル)も再びひび割れています。

外壁タイルが割れる部分は、下地のコンクリートに先にひび割れる場合がほとんどです。

コンクリートには硬いモルタル系の接着剤で貼っているケースがほとんどですので、コンクリートのひび割れによってタイルが割れてしまいます。

そのため、タイルを貼り直しても、下地のコンクリートにひび割れが入ると、又タイルが割れてしまいます。



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寒気の隙を突いての調査

先日、組合の臨時総会で承認を受けた設計監理の物件(建物調査は他社が実施h)で「設計のための調査」を行うタイミングを狙っていました。

先週は寒波が来て、調査が実施できずハラハラしましたが、今週は今日から暖かい日が続くとのことで、急遽調査を行なうことができました。

どうしようかと悩んでいたので、ラッキーでした。

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空缶検査

秋物件の現場で空缶検査を行いました。

仕上げ材料の入った缶を捨てずに取っておいて、工事完了後に設計数量がその現場で使われたかどうかを確認します。

敷地に余裕のある物件は写真の様にすべての材料を並べることが出来ますが、町中のマンションで敷地に余裕のない物件は何度かに分けて写真を撮影します。

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来春の物件のタイル試し焼き

今年も残す所あとひと月

秋物件もほぼ終わり、来年の大規模修繕工事の施工会社も決まり、やれやれと一息付きたいところですがそうはいきません。

というのも、来年春着工物件には、外壁がタイル仕上げのものがいくつかあり、その試し焼きと色合わせがあるからです。

出来上がって来た見本焼きタイルを外壁に貼ってみて、再度焼くのであれば、できるだけ早く依頼をしないとタイル焼の釜が、正月でひを落としてしまうので、試し焼きに時間が掛かるためです。

写真のマンションでは、薄い色のタイルは良い線に行っていますが、濃いタイルは色が合っていない様にも見えます。

再挑戦となります。

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