マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

2020年04月

劣化状況の確認

仮設足場が設置されると施工会社は劣化状況の調査を行います。

設計事務所は施工会社の劣化状況調査が間違っていないかどうか確認します。

劣化状況は実数精算方式で契約していますので、劣化数量が追加の工事費を左右するので、施工会社も管理組合も設計事務所も数量の確認には力が入ります。

今日は、管理組合の理事長さんから屋上の浮き状況について現地確認の要望を頂き、管理組合、施工会社、設計事務所で現地確認を行いました。

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コロナウイルスに係る国土交通省からのお願い

コロナウイルスに係る緊急事態措置と建設業に対する国土交通省からのお願い

国土交通省から建設業者団体の長あてに「コロナウイルスに係る緊急事態措置と建設業に対するお願い」が出されました。

現場での具体的な対処方法をまとめています。


https://www.mlit.go.jp/common/001339092.pdf

https://www.mlit.go.jp/common/001341406.pdf

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仮設足場が完成し劣化調査を行なっております。

3月後半から着工した大規模修繕工事の現場は、仮設足場が予想よりも早く完成しました。

そのため、劣化調査も進み、月末までに劣化数量を算出できそうです。

劣化状況を確認すれば、修繕方法を決定することが出来ます。

そうなると、実数精算の元になる劣化数量が見えてきます。

この段階で管理組合の承認を頂ければ、連休明けから修繕工事に着手することが出来ます。

設計事務所は現場に赴き、劣化状況を確認し、劣化数量のチェックを行い、修繕方法の確認を行います。

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大手の建設会社の現場で感染

大手の建設会社の現場事務所でコロナウイルス感染が発生し一人が死亡とのニュースが入ってきました。

緊急事態宣言地域内では、工事を休止するとのことです。

これを聞いてすべての「建築現場もあぶない」とは思わないでください。

大手の建設会社の現場事務所は、工事の規模が大きいため、10人以上の職員が詰めることも珍しくありません。

新築の現場事務所はいわば小規模オフィスと同じですので、3密空間になりやすい環境にあります。

新築現場は建物の内部の工事(内装・電気・設備)の比重が大きく多くの職種の職人さんが入り乱れここも3密空間になることもあります。

しかしながら、マンション大規模修繕工事の現場事務所に常駐している施工会社の職員さんは50戸程度の規模で一人、それ以上の規模になると複数の職員が常駐するようになります。

現場に職人さんがたくさんいても、ほとんどは屋外作業でその上、工種ごとに工事を行うため、多くの職種が密集して作業することはありません。

つまり、大規模修繕工事の現場は多くの場合、職員さんも職人さんも3密にはなり難い環境です。

(内装工事を行う時はちょっと注意が必要かもしれません)

ただし、100戸を超える大型マンションでは、現場事務所に詰める施工会社の職員さんは複数人数となりますので、3密空間にならない様に注意が必要です。

北海道のコロナウイルスの状況と大規模修繕

非常事態宣言が7都市に出て、北海道内でも恐れていた2次爆発の兆候が見え始めました。

本日、北海道・札幌市で会談を行いとも緊急共同宣言を行いました。

このような動きが事前に報道されたため、週末から今週の頭に掛けての組合の打合せが2件最短でも連休明けまで延期となりました。

建物調査診断の設計事務所選定の説明会も含まれているため、この状況が続くと私たちの業務に支障が出る可能性も危惧されます。

又、7月着工の大規模修繕工事では、工事説明会の開催時期と開催方法に頭を悩ましております。

6月に工事説明会を行うのですが、説明会会場を狭い集会室にするのか?

やや広い屋内自転車置場とするのか?

説明会の形式も居住者を一か所に集めて行う通常の説明会形式とするのか

一か所に集まる説明会をとりやめ、予め予定されていた、戸別訪問説明のみで済ませるのか?

連休明けまでに時間があるため、感染状況を見ながら5月中旬の理事会で決定する事に成りました。

このような動きが、大規模修繕工事全般に影響が及ばないことを心から願っております。

現場監理に行っております。

3月下旬に着工した現場は仮設足場がほぼ出来上がりました。

やっと仮設足場に上がることが出来ます。

早速、施工会社足場に上がりました。

劣化状況の確認、工事が難しい箇所の確認、工事の各工種見切りの確認を行っております。

バルコニーサッシの下面のシールの撤去がしにくいとのことなので、使用するカッターを探しています。

又、サッシ廻りのシーリング撤去の状況確認

バルコニー手すりの支柱根元キャップを上げて、支柱の固定プレートの劣化状況の確認を行いました。

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北海道はコロナを克服したのか?

東京をはじめとする首都圏、名古屋、大阪でコロナ感染者の報告が激増しており、まさに感染爆発寸前です。

一方、2月末から感染者が増えた北海道は感染者数はさほど増えておりません。

一見、感染を克服したような印象を受けているのかと感じます。

あちこちで「東京から転勤や出張でやってくる人が怖い」などど言われております。

ほんの1か月前首都圏で言われたであろう「北海道からの出張者が・・・」が逆転した状況です。

街には人出が戻り、平日のショッピングモールは親子連れ、高齢者で休日並みの人出となっております。

一時的に中止、延期された管理組合の理事会、修繕委員会、大規模修繕関係の集まりも再開されております。

ある意味、何時の間にか首都圏をはじめ各地の感染状況の拡大が「対岸の火事」となっております。

しかしながら、どう考えても世界中で猛威を振るっているコロナウイルスの蔓延がこれで終息したとは思えません。

北海道は2次的な感染拡大に注意しなくてはならないと感じております。

その証拠にコロナウイルスの感染が多くの入居者にとって致命傷となる高齢者施設の面会謝絶は終了するどころか20日まで延期されております。

管理組合の皆様も「北海道の感染が止まった」と思わず、「感染拡大は続いている」と考えた方が良いと思います。

組合関係の集まりでは、「密室」「密集」「密接」の3密を避けられるような工夫が必要です。

大規模修繕工事の現場でもコロナ対策は継続して行ってまいります。

2020年の建物調査も始まりました。

今年の札幌は雪解けが早く、建物調査診断も今週からスタートです。

私たちの会社では、建物の劣化状況を理事・修繕委員だけではなく組合員の皆様にもより深く理解して頂けるような工夫をしています。

それは、劣化状況の「見える化」です。

外壁がタイルであっても塗装であっても、大規模修繕工事で修繕を行う必要がある劣化は、建築に関わりのない一般の組合員にとっては大変分かり難いものです。

例えば「タイルの浮き」外観を見ただけではタイルが浮いているかどうかは全くわかりません。

私たちは打診棒で打診を行い「タイルの浮き」を確認します。

「タイルのひび割れ」も接近すればわかりますが、少し離れるとひび割れが見えなくなります。

屋上防水の大きな浮きや線状の浮きは分かりますが、平面、立上りの浮きは一見し他だけでは分かりません。

写真の様に誰が見ても一見して建物が劣化していることが分かれば、良いのですが、実際はそのような劣化ばかりではないのです。

しかしながら、外壁タイルの建物では、タイルの修繕工事費や屋上防水の修繕工事費に多額の費用が掛かります。

組合員の中には、建物を見て「たいして劣化もしていないのに何でこんなに修繕費用が掛かるのか?」と不満を感じる組合員も出てきます。

そこで、私たちは「劣化の見える化」に取り組み組合員の皆様に「建物の劣化状況を分かりやすく伝える」ことに力を注いでいます。

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