又、長期修繕計画書の見直しで大きな壁に当たっております。

そのマンションには、約20台分の機械式駐車場が設置されていますが、建物の長期修繕計画に機械式駐車設備の長期修繕計画も加えたところ、築25年目に機械式駐車場のフルリニューアル費用としてとして4,500万円が計上されていました。

この金額は建物の大規模修繕工事費をはるかに上回っております。

将来的に工事資金の借りれも視野に入れ、修繕積立金を再計算すると必要な修繕積立金が現在の2倍を超えることになりそうです。

しかしながら、これは、現実的な案ではありません。

以前、東京近郊で担当した物件では、機械式駐車設備の長計を取り寄せて建物の長計に加え管理組合に提示した所、毎年あまりにメンテナンス費用が掛かるため、機械式駐車場のフルリニューアルを待たずして、機械式駐車場は撤去して、平置き駐車場として利用するという結論となりました。

既存の駐車場からあぶれた車は、近隣の月ぎめ駐車場を借りることにしたそうです。