マンション大規模修繕日記

マンション大規模修繕業務に係わる日記です。

2024年07月

酷暑の中の1・3・5年目検査

今週位から春工事の竣工後1年・3年・5年目目検査が行われます。

現場監督が今年担当している春工事が一段落付いたため、秋物件が本格的にスタートする前のこのタイミングで実施する事が多いようです。

昨日は、午前と午後に一軒ずつ1年目検査・3年目検査を行いました。

何といっても今年一番の酷暑の中で皆汗だくになりました。

頼みのファンベストも内部に生ぬるい外気が入ってくるだけです。

屋上に上がって点検をしますと、躯体のひび割れや通気管のサビ、ウレタン防水とシールの剥離、ウレタン防水の減耗が見つかりました。

これらの保証による補修対象となる不具合部分は、写真と記録をまとめ、後日管理組合に報告し補修を行います。

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夏の新兵器

昨年から導入しているファンベストです。

真夏の建物調査、検査等に着用しています。

快適です。

最近では、ファンベストにすっかり慣れてしまったせいか

ファンベストなしで屋外にいると、熱中症の危険を感じます。

調査でなくとも、エアコンのない部屋で管理組合様との打合せをするときは

ファンベスト着ていきたくなります。

F

施工会社の自主検査

設計事務所がバルコニー検査を行う前に施工会社が現場検査と社内検査を義務づけていますし、ほとんどの施工会社は、施工会社選定のプレゼンテーションで「現場検査と社内検査を必ず行います」と管理組合に明言しています。

しかしながら、実際はそうではありません。

申し訳程度のチェックテープが貼ってあり、我々のテープでバルコニーが染まることもあります。

何度かお話ししている様に設計事務所検査はチェックテープ貼りが仕事ではなく、施工会社の現場検査と社内検査の確認、チェック内容の確認が検査の主旨です。

仮設足場の解体まで、時間がある現場は、設計事務所検査で施工会社の現場検査と社内検査のチェックテープが付いていなかったり、チェックが甘いと検査を中止して再検査としています。

でも、現在の現場の状況でそれをやると、大混乱になりかねないので、現場検査と社内検査が少々甘くても設計事務所検査を行いチェックテープを貼るのが一般的になっています。

こんな話をある現場で現場監督にすると「私は違います」という現場監督もいます。

彼の現場の検査に行ってみると・・・・

確かにチェックテープはちゃんと付いていますが、これは付けすぎのような・・・・

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バルコニー検査の秘密兵器

前にもご紹介しましたが、仮設足場の中は場所によって薄暗いところもあり、細かな所が見えにくい部分もあります。

例えば、バルコニー内の出窓の下や入隅の部分です。

施工会社もよく見えないのか見落としがあります。

そうならない様に私は、昼間でもヘッドライトをつけてバルコニー検査を行っています。

暗い所だけではなく、見落としがちなウレタン防水のトップコートのカスレもよく見えます。

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バルコニー検査も終盤です。

今日、明日と春工事の設計事務所バルコニー検査を行います。

これが終わると春工事のバルコニー検査も残りわずかとなります。

どの施工会社にしても設計事務所検査のチェックテープが付かないということはありえません。

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