ここ数年建築業界は好景気ですが、その前の建設業界は不況が長く続き、中には倒産してしまう施工会社もありました。
特にリーマンショックの時は、新築工事の工事発注量がぐっと減ってしまった為、背に腹を変えられず、マンション大規模修繕工事に進出する全国規模の中堅ゼネコン(総合建設業)も数多くありました。
そのため、大規模修繕業界はかつてない過当競争となってしまい、工事の受注単価はどんどん落ちて採算割れと思われる工事費で受注せざるを得ないゼネコンが数多くありました。(今の工事単価の半分程度の物件もありました)
このような状況では、利益を確保することができず、残念なことに奮戦むなしく、倒産となってしまう中堅ゼネコンもありました。
倒産してしまった中堅ゼネコンに大規模修繕工事を発注していた管理組合はたまったものではありません。
世間的には、名の知れた中堅ゼネコンのネームバリューを信じて発注したのですから、倒産はまさに青天の霹靂だったと思います。
最悪のケースでは、工事の途中で倒産してしまい、工事の継続ができなくなり途方に暮れる組合、工事が終了していても契約時に約束していたアフターフォローや保証は全てなくなってしまった組合が何件も出ました。
しかし、大規模修繕工事竣工後1年目検査ではどのようなマンションであっても大なり小なり何等かの不具合が出るので、アフターフォローで無償での補修が出来なくなるとその後の建物維持に支障が出ます。本来無償で直してもらえる不良工事個所を泣く泣く自ら持ち出しで補修をせざるを得ませんでした。工事単価があまりに低かったので、不良工事が続発したようです。
大規模修繕工事を請負ったゼネコンが倒産してしまった管理組合の方には、この時の理不尽な試練が大きなトラウマになってしまいます。
次回の大規模修繕工事の時は、「どうしても、今度こそは倒産の心配の無い会社を選ぶこと」が第一の目標となってしまいます。
そのため、見積金額が少々高くても、規模の小さい会社よりは、会社規模が大きくても「経営が安定した施工会社」を選びたいという気持ちが強くなります。
ここで問題になるのが、総会で「規模の小さい会社」より見積金額が高いにも関わらず、大きい会社を選んだ理由の説明です。
規模が小さく、見積金額が安い会社との見積金額の差が大きくなればなるほど難しくなります。
特にリーマンショックの時は、新築工事の工事発注量がぐっと減ってしまった為、背に腹を変えられず、マンション大規模修繕工事に進出する全国規模の中堅ゼネコン(総合建設業)も数多くありました。
そのため、大規模修繕業界はかつてない過当競争となってしまい、工事の受注単価はどんどん落ちて採算割れと思われる工事費で受注せざるを得ないゼネコンが数多くありました。(今の工事単価の半分程度の物件もありました)
このような状況では、利益を確保することができず、残念なことに奮戦むなしく、倒産となってしまう中堅ゼネコンもありました。
倒産してしまった中堅ゼネコンに大規模修繕工事を発注していた管理組合はたまったものではありません。
世間的には、名の知れた中堅ゼネコンのネームバリューを信じて発注したのですから、倒産はまさに青天の霹靂だったと思います。
最悪のケースでは、工事の途中で倒産してしまい、工事の継続ができなくなり途方に暮れる組合、工事が終了していても契約時に約束していたアフターフォローや保証は全てなくなってしまった組合が何件も出ました。
しかし、大規模修繕工事竣工後1年目検査ではどのようなマンションであっても大なり小なり何等かの不具合が出るので、アフターフォローで無償での補修が出来なくなるとその後の建物維持に支障が出ます。本来無償で直してもらえる不良工事個所を泣く泣く自ら持ち出しで補修をせざるを得ませんでした。工事単価があまりに低かったので、不良工事が続発したようです。
大規模修繕工事を請負ったゼネコンが倒産してしまった管理組合の方には、この時の理不尽な試練が大きなトラウマになってしまいます。
次回の大規模修繕工事の時は、「どうしても、今度こそは倒産の心配の無い会社を選ぶこと」が第一の目標となってしまいます。
そのため、見積金額が少々高くても、規模の小さい会社よりは、会社規模が大きくても「経営が安定した施工会社」を選びたいという気持ちが強くなります。
ここで問題になるのが、総会で「規模の小さい会社」より見積金額が高いにも関わらず、大きい会社を選んだ理由の説明です。
規模が小さく、見積金額が安い会社との見積金額の差が大きくなればなるほど難しくなります。