前回お話しした様に資金不足から中断してしまい、突然再開する大規模修繕工事物件ですが、中断する期間が1年や2年であれば、大きな影響は無いのですが、3年、4年、5年と中断するとなるとその間に工事単価はどんど上がるし、建物の劣化状況だって進みます。
工事費の上昇に対しては、工事単価を入れ替えることで対応することが出来ますが、そうすると当然なのですが、想定工事費も上がってしまいます。
充分な工事予算が確保されていれば良いのですが、工事予算が無くて中断した物件ですから、またもや予算不足となりかなません。
そこで、工事項目を当初の想定工事項目よりも減らし、確保できる予算内で収まる様にします。
最終的な工事項目についての周知は、工事実施の臨時総会等で詳しく説明したり、資料を配布するしか方法がありません。
大変心苦しいのですが「あそこも壊れている。あそこも直して欲しい」といった声には、対応できなくなってしまいます。
又、中断期間中の建物の劣化状況の進行は、建物を再調査をしない限り、劣化状況を見積に正確に反映することは出来ません。
しかしながら管理組合に「建物の劣化が進行している可能性がありますので再調査しましょう。費用はこれだけ掛かります。」と伺っても賛成してくれる管理組合はないと思います。
再調査に掛けるお金があるなら、工事に回して欲しいというのが組合員の本音でしょう。
可能であれば工事予備費を多めに取って、備えるしか具体的な対応策はありません。
工事費の上昇に対しては、工事単価を入れ替えることで対応することが出来ますが、そうすると当然なのですが、想定工事費も上がってしまいます。
充分な工事予算が確保されていれば良いのですが、工事予算が無くて中断した物件ですから、またもや予算不足となりかなません。
そこで、工事項目を当初の想定工事項目よりも減らし、確保できる予算内で収まる様にします。
最終的な工事項目についての周知は、工事実施の臨時総会等で詳しく説明したり、資料を配布するしか方法がありません。
大変心苦しいのですが「あそこも壊れている。あそこも直して欲しい」といった声には、対応できなくなってしまいます。
又、中断期間中の建物の劣化状況の進行は、建物を再調査をしない限り、劣化状況を見積に正確に反映することは出来ません。
しかしながら管理組合に「建物の劣化が進行している可能性がありますので再調査しましょう。費用はこれだけ掛かります。」と伺っても賛成してくれる管理組合はないと思います。
再調査に掛けるお金があるなら、工事に回して欲しいというのが組合員の本音でしょう。
可能であれば工事予備費を多めに取って、備えるしか具体的な対応策はありません。