両方とも音楽を題材にしたマンガです。

のだめカンタービレはクラッシックを
題材として大成功を収めた誰もが知って
いる少女マンガ

BECKはロックを題材として大失敗に
終わった誰も知らない少年マンガです。

作家は共に実力のある中堅どころです。
これまで何本もの連載を行い単行本も
多く出ています。
のダメの作者は二ノ宮 知子で21巻
連載中ですがまだまだ先が見えません。

BECK34巻で連載が終了しましたが
途中から読むのが辛くなり、どのように
終わらせるのか?

収拾が全く付かなくなり、心情的には
打ち切り同然の終わり方です。

音の表現が出来ないマンガという媒体で
音楽マンガの連載を行うことが大変
困難なことです。

しかも、ドラマの要素としてライバル
との戦い(オーディション、コンテスト
観客の動員争いが出てきても、マンガでは
まったく曲や歌の表現の方法がありません。

しかしながら、一方はアニメ、ドラマにも
なり多くの人に親しまれ、もう一方は
アニメになったものの、途中から失速して
しまったことは大きく興味のあるところです。

ひとつには、のだめはよく知られた
クラッシックを題材としているために
音楽や演奏がイメージ出来やすい。

しかし、BECKはだれも聞いたことのない
ロックの新曲(漫画の中のでの新曲)では
イメージが全く出来ない。

この違いは大きいと感じています。

イメージ出来ないものに感情移入は
出来ません。