排水管の腐食の原因の多くは管内及び外部のさびです。
さらに、もう一つ厄介なさびがあります。
それは、異種金属の接合による「電食」です。
写真は給水管の一部を取り出し半分に切ったものです。
左右で異なる金属が中央部分で接続されているのがわかります。
左側が銅管右側が鉄管です。
接続部分をよく見るとさびているのがわかります。
なぜ、このようなことが起きるのかといえば、銅と鉄では、イオン化傾向に差があるために直接接すると「電池」となってしまいその部分の金属が溶けてしまいます。
一昨日の給水管が詰まったのもこの現象が原因です。
この現象は「電食」と呼ばれています。
この現象を防ぐために接続部分に別の材料を入れます。現在では、接続部に別の材料を入れ「電食」を防ぐ部品が使われています。
ただし、新築時のミスでもあり、電食が全くないわけではありません。