写真は、昨日のマンションの屋上にある機械室の外壁に応急修繕跡です。
大変目立ちますね。
問題は修繕の方法です。
Uカットシール方法という工法で直しています。
この方法は、外壁のひび割れに沿って、ディスクサンダーという機械でひび割れにそってコンクリートを巾1cm、深さ1cm削り取り、できた溝にシーリングという防水材を流し込んで、ひび割れを防ぐ工法です。
マンション大規模修繕工事では、一般的な修繕方法です。
ただし、ひび割れの巾が、1ミリ以上という大きなひび割れに適した修繕方法です。
写真の機械室の外壁にできたひび割れの中で、1ミリ以上のひび割れかと言えば、多分ほとんどひび割れは0.3ミリ未満だと思います。
1ミリ未満、0.3ミリ未満でひび割れの補修方法は変わってきます。
マンション全体で1ミリ以上のひび割れが占める割合は5%未満です。
機械室のひび割れの95%は、もっと細いひび割れです。
Uカットシール補修をした周囲はひび割れのほかにも、ひび割れ周囲塗装の補修も必要となります。
実は、Uカットシール工法は、非常にお金の掛かる修繕方法です。
大は小を兼ねるわけではありませんので、大きなひび割れの修繕方法を採用するとそれなりのお金が掛かります。