
本来であれば、屋上に上がる前に修繕履歴を整理し、これまでの屋上防水にどのような修繕が行われてきたのかを理解していたほうが良いのですが、なかなかまとまっていないケースがほとんどです。
まず、屋上に上がり、修繕跡を探します。
修繕跡は写真のようにパッチが貼られているので、簡単に見つかると思います。
修繕履歴があれば、どの時期に修繕が行われたのかがわかります。
同じ位置に何度も修繕が行われていることもあれば
次に防水増全体を見て、膨れ、割れがないかチェックします。
防水層は何層も重ねられているので、表面の1層が空気によって膨れても、すぐに改修する必要はありません。
防水層の膨れの中には、水が入っている場合もあります。
踏むと、膨れの周囲から水が出てくることと、踏んだ感触が水枕のように硬いため、空気での浮きと区別が付きます。
浮きも広範囲になると修繕時期が近いことがわかりますし、補修跡が多いことも修繕時期を判断する決め手となります。