長期修繕計画書に関する勉強会を開催しています。
前半の講義は社長が講師を勤め、後半の実践部分は私が講師を務めました。
長期修繕計画書は上手く使うことが出来れば、30年先、いいえ、建物が無くなるまで建物の維持管理に関わる資金計画を明確にすることが出来る計画書です。
実際に築30年を過ぎたあるマンションでは、将来の解体費用まで見込んだ計画書を作っています。
単純に積立金の過大、過小を検証するのではなく非常に奥が深い書類とすることが出来ます。
以前は積立金の値上げに対する説明資料として用いられることが多かったのですが、最近では積立金を値下げしないための説明資料として用いられることも多くなっています。
このセミナーの中で
50戸前後のマンションでは適正修繕積立金の月額の目安は12,000円程度であること。
30戸前後のマンションの1回目の修繕費用は1戸あたり100万円程度かかること。
共用部の給水設備の修繕費用は1戸あたり30万円程度であること
などをお話しました。