昨日の続きです。

設計事務所に期待されている役割は簡単に言うとマンション大規模修繕に関する建築技術だけではありません。

ひとつは「大規模修繕に関する伝道師」であり

もうひとつは「大規模修繕建築技術用語」を「組合員に分かる言葉」に訳する通訳であり

それを組合員に分かりやすく伝える「講釈師」

組合員へ向けて大規模修繕の経緯やポイントを伝える掲示物を作成したり、配布物を作成する「かわら版屋」

それともうひとつは、大規模修繕をどのように進めればよいか分からなくなってしまった管理組合への「道案内」

さらに言えば、大規模修繕の準備で困難にぶつかり、進退窮まった管理組合の相談役、「セラピスト」でもあります。

管理組合の要望に応じて施工会社との交渉を代行する「交渉人」にもなります。


大規模修繕にかかわる建築技術者だけでは、施工会社の提供できるサービスと差がつきません。

「伝道師」「通訳」「講釈師・かわら版屋」「道案内」「セラピスト」「交渉人」ができて初めて設計事務所に依頼する価値が出てきます。

また、マンション管理士さんは上記の建築技術以外のことが出来ますし

管理会社さんも同じように多くのことが出来るはずです。

しかし、上記の全てを1社で行えるのは、設計事務所だけです。


設計監理方式を採用し設計事務所に業務をお願いされるということは、以上のことが期待されています。