私が、セミナーでお話したのはバリューアップ改修についてです。
バリューアップ改修と言うのは建物の資産価値、使いやすさ、便利さ、快適さを向上させるための工事です。
建物は経年劣化(建物の傷みのことです。防水材や塗装の劣化、コンクリートのひび割れ、タイルの浮き)のほかに社会的劣化という劣化があります。
ひとつの例がインターフォンです。
一番最初は共用廊下と部屋の中をつなぐだけのものが、オートロックと連動して共用玄関と部屋の中をつなぐようになりました。
また、最初は音声だけでしたが、やがて白黒のモニターが付き、今ではカラーモニターが当たり前です。
同じ築15年目のマンションを購入するときに、2つのマンションが気に入ったときに一方はインターフォンが廊下と部屋をつなぐ音声だけのインターフォンがついていて、もう一方のマンションは最新のカラーモニター、オートロックのインターフォンたら最終的な選定の決め手がインターフォンということもありえるわけです。
このように建物の資産価値は単に大規模修繕時に劣化を直すだけではなく、バリューアップも含めると高めることが出来ます。