図3


とあるマンションの郵便受けです。ごらんのように木製です。

エントランスホールに温かみを与える とても素敵な郵便受けだと思います。

ところが、今回、全組合員50戸に向け、マンション内の共用部改善要望のアンケートをとったところ、一番多くの改善要望が寄せらたのが、この郵便受けです。

回答を頂いた組合員のうち、およそ2割の方が改善を望まれています。

改善箇所は 開閉不良、施錠不良、がたつきなどです。

木製と言うことが災いして20年間のひずみの影響が出ています。

今後の対応としましては

木製で全面更新(取替え)
この場合、経年劣化によるひずみを覚悟するか、ひずみが起こらないように材料から検討し直す必要があります。特注品となり、予想される更新コストはかなり高額になります。

木製で部分更新(補修)
かぎの部分のみの問題は解決しますが、それ以外の問題は解決できません。

金属製で全面更新(取替え)
経年劣化に強く、費用も安価に済みますが、現状の郵便受けの持つ温かみは失われてしまいます。

という3つの対応方法と特徴があります。

どの案にも長所、短所がありますが、この場所はマンションの顔でもあるので、最終的には組合員の投票で決定することになりそうです。