先日ある管理組合の理事長さんから「友人から相談されたんだけど理事長を解任するにはどういう手続きが必要なの?」と聞かれました。

その理事長さんの解任理由をお聞きすると「あまり詳しくは言えないのだけど、来年の大規模修繕の施工会社選定でかなり強引な決め方をしているみたいで、大問題になっている」とのことでした。

大規模修繕工事には非常に大きなお金が動くので、施工業者選定は公平性と透明性が大事ですね。

早速「理事長解任」を検索するとこんな記事がありました。

首都圏マンション管理士会のHPより
http://www.kanrisi.org/qa/013.html

管理者である理事長の解任方法を教えて下さい。

1.総会の決議による解任(区分所有法第25条1項)
区分所有者は、規約に別段の定めがない限り集会(総会)の決議(普通決議 過半数)によって理事長を解任することができます。
⊇顕顱柄躄顱砲魍催するには、区分所有者及び議決権の5分の1以上(又は規約の定め)を集めて、理事長に対し会議の目的事項(議題)を示し、集会(総会)の招集を請求することができます。その請求の日から2週間以内に、理事長が集会(総会)の招集通知を発しない場合、請求をした区分所有者が集会(総会)を招集することができます。

2.裁判所への請求による解任(区分所有法約第25条2項)  
区分所有者は、理事長に不正な行為その他職務に行うに適しない事情があるときは、その解任を裁判所に請求し、理事長の解任を命ずる裁判によって解任することができます。この場合の理事長の不正な行為とは、理事長の善管注意義務に違反して区分所有者の全部又は一部に損害をもたらせる故意による行為です。  この解任請求は、各区分所有者が単独でできます
→ 不正の証明が困難な場合があるので注意してください 証明する必要があります。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3031569.html

こうしたことを考えると、結論としては、管理規約(標準管理規約と同じであれば第44条)の規定にしたがって、組合員総数及び議決権総数の5分の1以上の同意を得て、理事長の解任および新理事の選任を目的とする臨時総会の招集を早急に請求することが最善だと思います。
これは迂遠な方法のようですが、
(1)組合員の請求にもとづいて招集された臨時総会では、たとえ理事長が招集した場合でも、理事長以外の組合員を議長に選任することができる。

以上記事引用

注意する点があります。

総会の成立が決り、議案書と出欠通知書を送付するときにも注意が必要です。

出欠通知書の中の委任状、議決権行使書のなかに議長一任の項目があった場合、総会議長=現理事長となってしまっては意味がありません。(すべてが現理事長の票になります)

議長を別に立てるか 理事長解任の推進者を代理人に一任とする必要があります。
事情がわかりませんがこのような落とし穴もあります。

出欠通知書、委任状にも注意してください。