業務上長期修繕計画書の作成のために修繕積立金の金額、駐車場の利用料金設定を管理組合に確認することがあります。

そんななかで、ちょっとアンバランスな駐車場利用料金の設定に出くわすこともあります。

平駐車場が¥15,000、機械式駐車場が3段式で上段が¥10,000中段が¥5,000下段が¥7,000となっているマンションがありました。

同じマンション内の駐車場でありながら一番高い平置きと一番安い機械式駐車場の差が3倍あります。

一般的には屋内と屋外での料金が¥13,000と¥9,000といったような差です。
1.5倍程度の料金差です。

私はこのときに最初に駐車場利用料金の設定をした人の意図を感じました。

駐車台数が減っても、機械式駐車場は満車になり、平駐車はガラガラになる。

つまり、こうなると機械式駐車場の利用率を上げて機械式駐車場を使い続ける様になるということです。

もしも、管理組合の皆さんが「これはおかしい」と感じて「駐車場使用料の適正化」を総会で決議すれば、このような利用料のアンバランスは改定できます。