修繕積立金の大幅な不足はだれの責任?
ということですが

どうも「関係者全員の責任」のようです。

管理会社 下手に言い出すと管理費の値下げを要求されるので言い出さない
     時間が経つほど不足額が大きくなと職務怠慢といわれかねないので
     黙っている。

理事会  組合員から反対される可能性があるので、総会議案に乗せない
     特に高額な一時金は避ける傾向が強い  

組合員  値上げの根拠があいまいだと賛成できない。
     出費が増えることに賛成する組合員はいない。

ディベロッパー 販売のためには積立金を低く抑える。
        販売後に責任はない。

設計事務所  長期修繕計画を作ったらそこで業務は終了。

皆さんが「このままだとまずい」と思いながら言い出せない状況です。
「管理会社」「理事会」「組合員」の三竦み状態です。
「設計事務所」は基本的に部外者です。

こんなところに「おめでたい設計事務所」がやってきて大規模修繕と同時に長期修繕計画書を作って修繕積立金を見直しましょうといえば3者はその話に乗ってしまいます。

いつの間にか長期修繕計画を作るつもりだけだったおめでたい
設計事務所が「修繕積立金値上げの説明をする」羽目になります。

誰を責めているのではないですが、この部分は非常に微妙な問題であることは確かです。

また、この問題でも組合員への広報が非常に大切です。

だれもやりたがらないということは、ビジネスチャンスといえば、ビジネスチャンスなんですけどね。