図2


修繕積立金の不足が明らかになった時点で管理組合が取る措置は

収入を増やし、支出を抑えることを考えます。

どこかの国のように先送りではいけません。

収入を増やす方法としては

修繕積立金の値上げ

一時金の徴収を行う

管理費からの移管金を増やす

その他の方法で収入を増やす

支出を減らす方法

毎月の支出を見直し管理費から修繕積立金への移管金を増やす。
 毎月の支出がちょっとでも減ると削減効果は少なくありません。

 50戸のマンションで1戸あたり1,000円支出を減らすことが出来れば
 毎月5万円 年間60万円 12年間で720万円 
 20年間で1,200万円です。

 管理費に含まれる贅肉を削る 
 管理内容を見直す
  直接発注できる業務は直接発注する

又、大規模修繕工事費等の大きな支出設定を見直す

 工事費の算出方法は1戸あたりいくらではなく
 お金を掛けてでも数量×単価で積算する。

 工事費に対して余裕を見過ぎない。

50戸規模のマンションの1回あたりの大規模修繕工事費(建築関連)
は多くても6,000万円〜6,500万円です。(1戸あたり120万円〜130万円)

これが7,500万円で設定されていれば、1戸あたり150万円となって多く見すぎです。