今朝、寝ぼけ眼にこんなニュースが飛び込んできました。

タイルが何枚か落下したのだろうと思って記事をみると・・・

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/444503.html

外壁のコンクリートパネルが落下しておりました。

総重量2トン以上です。

これと同じことがマンションで起きたとしたら・・・・

実に恐ろしいことです。

人的な被害はなくても、駐車場や駐輪場の上にコンクリートの塊が落ちて句他かもしれません。

けが人がいなかったことは大変よかったことですが、なぜ、このような大惨事になってしまったのか?

じつは公共建築物というのは、定期的に管理、修繕されているようでまったく調査も修繕もされていないケースが少なくありません。

日本では長期間にわたりスクラップアンドビルドの考え方が建設業界を支配してきたからです。

建築に比べて長寿命のはずの土木工事も一緒です。

昨年末のトンネルの大事故も検査を行っていても起きてしまいました。

12年に一度のマンション大規模修繕にたいしても、本当に必要なのか?必要ないのではないか?と言った声が聞こえてきます。

札幌市役所のような敷地に充分な余裕があり、万が一の落下事故でも周囲に人がいないのでけが人がいないということはマンションではほとんどないのです。

敷地を極限まで有効利用しているマンションの外壁に張られたタイルが10センチ角(一般的な外壁タイルでは2枚)落ちただけでも死傷者が出かねないのです。