機械式駐車場がある管理組合はこれから何をすべきか?の続きです。

3.長期修繕計画書が現状と合っているかの確認をしてください。

管理会社の方にご同席頂き、管理費、駐車場利用料、修繕積立金、駐輪場等の雑収入が毎月いくらあってどの口座に入っているのか?余剰金はどのようにしているのか?

口頭ではなく、文章で一覧にしてもらってください。

さらに建物の修繕費(大規模、小規模、駐車場)はどの口座から支出されるのかを明確にしてください。

特に機械式駐車場に関わる費用はわかりにくい場合も多く、機械式駐車場の管理費(パレットあたり月いくら)と塗装工事費、器機のメンテナンス費用が一般会計から支出されているのか?修繕積立金から支出されているのかを確認してください。

組合内に建築関係の方がいらっしゃれば心強く、修繕やメンテナンス強い方がいらっしゃれば尚心強いでしょう。

ここからは、専門的な事柄が多く出てきます。出来れば、マンション大規模修繕に詳しい設計事務所をパートナーとして加えられてはいかがでしょうか?

ただし、新築専門の設計事務所の方では、経験がないため荷が重いかもしれません。

長期修繕計画書の確認、作成をはじめ見直し作業、大規模修繕や小修繕についての意見をもらえると思います。

また、わずらわしい事務作業もお願いできます。

設計事務所の方には、今後どのような予定でこのプロジェクトを進めてもらうのか?

をまず、ご提案いただいてください。

お金に関わることなので、知り合いの設計事務所に頼むのではなく、公平性と透明性を持った選定を行いたいのであれば、

何社かいくつかマンション大規模修繕を手がけている設計事務所に今回のプロジェクトの計画骨子とお見積書の提出を依頼して、面談を行って選定してはいかがでしょうか。