札幌の大通りに「リーブルなにわ」という本屋さんがゴールデンウイークまでありました。

雑居ビルの地下1階、2階の小さな本屋さんですが札幌の本好きの間だけではなく、市民で知らない人がいない本屋さんでした。

地下鉄の大通り駅から直結する一番近い本屋さんなので待ち合わせに使うことも多いため私も中学生の頃から足しげく通っていました。

そのリーブルなにわが撤退した後に全国規模の本屋さんがすぐに入ったので、本屋が同じ場所にありことには大差は無いのですが、以前と同じように通う本屋さんではなくなっていました。

それはなぜか?本屋さんというのはいかに普段自分の興味のない本と出合うことができるかが楽しみな場所です。

極論を言えば、欲しい本がはっきりしているなら本屋に行く必要はなく、インターネットで本を買えばよろしい。

そうではなく、わざわざ本屋に行くのは、いろいろな本を手に取り普段自分からも遠い意外な本と出合うために本屋にいきます。

知らない作家、出版社、普段手に取ることにない本が興味のある本のすぐそばに並んでいる。

昔の「リーブルなにわ」はそんなワクワクする場所でした。

インターネットで本を売っているから売り上げ不振とか近くに図書館の出張所ができたことだけが売り上げ減の原因と報じられていますが、それだけなんでしょうか?

残念ながら、現在入っている本屋さんにはワクワク感が感じられませんでした。

つまり、本屋のあとに本屋が入ったからといっても同じではありません。

マンション大規模修繕も同じですが、マンションを新築時の姿に戻すだけなら、管理会社や施工会社にお願いすればよいのです。

管理会社や施工会社にお願いしては決して得ることができないワクワクするものがあるので、設計事務所に依頼します。

さらに言えば、調査診断設計監理費の一番安い見積もり金額をだした会社ではなく、高い会社に出すのは、それなりの価値=ワクワクするものがあるからです。

高い見積金額を出す価値=ワクワクするものがどんなところにあるのか?

それは設計事務所に説明してもらってください。