今秋着工の2件目の物件のプレゼンテーションを行いました。

公募をして、8社応募があり、書類選考を行いそのうち5社から見積を取得しました。
そこから、3社を選定してプレゼンテーションをお願いしました。

施工会社を募集する際にいくつか条件をつけます。
お願いした施工会社が保証期間中に倒産しないことを確認するのが主目的です。

また、その会社が同規模以上の工事を何件か行った経験があること
現場監督さんもマンション大規模修繕の経験があること。
つまり、大規模修繕がきちんとできるといったことです。

昨今の建築ラッシュで経営状態が良くなく、大規模修繕工事の経験が少ない会社も公募に応募してきているようです。

そんなことが、なぜ分かるのか?と疑問をもたれるかと思います。

見積を徴収する会社からは、見積書だけではなく、大規模修繕になれているかどうかが分かるような提案書の提出をお願いしています。

そうすると、見積金額が他社よりも大幅に安くても、提案書の内容が大きく的を外れていたり、その工事の肝となるような修繕箇所や仕様に対して、減額提案を行い設計の目的が果たせなくなったり、単価を勘違いしたりと、大規模修繕に不慣れなことがはっきりと分かる見積書、提案書となってしまいます。

たとえ「実績件数を盛って」も組合いにそれがすぐに分かってしまいます。

設計事務所の仕事は組合員の皆様にどこを見ればよいかを見つけ、お知らせすることです。