台風8号が来たあたりから関東もすっかり気温が上がりました。

調査に出かけると、暑さにぐったりとしてしまいます。

工事の職人さんも暑さに参っているかもしれません。

しかしながら、高気温、高湿度は工事によい影響はあたえません。

高気温と強い日射が重なると塗装の表面に空気の粒ができて塗装によくない影響を与えます。

また、85%以上の高湿度の環境では塗装工事に制約があります。

塗膜内で結露が起きると、塗装が不完全なものとなります。

最近は、大規模修繕工事の費用が上がり、なんとか工事費を下げることができないかという問い合わせが増えています。

施工会社の中には、5月に着工して8月までに完成させるといった工期で多少安く工事を請け負う会社もあるようです。(この時期は工事が少なく、職人さんを確保しやすいので)

しかしながら、大規模修繕工事の施工範囲は屋外部分がほとんどで、ここは天候に工事環境を大きく左右される場所です。

天候の影響による不良工事を回避したいのであれば、1月から5月・6月、9月から12月・1月の範囲で工事を行うことが望ましいと思います。

ただし、大型物件の場合は仮設足場の設置に時間がかかるために、秋工事であっても7月頃から足場を掛ける物件もあります。