私の故郷、北海道ではエゾシカの食害が林業だけではなく、農業にも及んでいて毎年大量のエゾシカが狩猟の対処として駆除されます。

しかしながら、これまで駆除されたエゾシカは、ハンターが知人におすそ分けする程度でなかなか一般の人の口には入りませんでした。

若い頃、何度か知り合いにシカ肉の刺身を食べさせてもらいましたが、「刺身はおいしい」といういわゆる珍味扱いで、普段食べる食材ではありませんでした。

ところが、去年からコープさっぽろというスーパーが通年でエゾシカを販売するようになりました。

同僚にシカ肉好きがいまして、帰省の際のお土産に買い求めるようになり、自分でも食べるようになりました。

鹿肉というのはクセが無く、とても食べやすく、火を通すと膨張し、とてもやわらかくなります。上手く焼けると牛肉に負けないくらい美味しいです。特に赤身肉のステーキが好きな方には、お勧めの食材です。

ところが、今のところ鹿肉を好んで買い求める人は決して多くないようです。コープさっぽろのエゾシカ肉コーナーで「売り切れ」というのは、今まで見たことがありません。

エゾシカのすぐ隣に置いてあるラム肉よりも高めなのが原因のひとつかもしれません。

また、人は食に対して非常に保守的ですから、今まで食べたことが無いエゾシカに対して心理的な抵抗があるのでしょうね。

今のところ、生のエゾシカが手に入るのは市内でもコープさっぽろの2店舗だけです。
残念ながら、デパートでも売っていません。

エゾシカがイケテル食材になったら、飛ぶように売れると思います。