このブログを読まれている皆様は、大規模修繕工事の周期は何年ごとに行われるのかご存知だと思います。

国土交通省では、大規模修繕の周期を12年という目安を示しています。

それ以前は大規模修繕工事の周期は10年といわれている時期が長かったようです。

10年周期という理由を考えて見ますと、屋上防水の保証が10年であることから、管理会社さんの立場として、「保証の継続」を望まれたという経緯があり、今でも、時々、耳にします。

しかしながら、保証と耐用年数には開きがあり、保証年月が過ぎたからと言って、すぐに耐用年数も過ぎるわけではありません。

たとえば、マンションの屋上によく使われるアスファルト露出防水の防水保証は10年ですが、標準耐用年数は13年、推定耐用年数は17年ほどあると、防水材料メーカーのホームページには記載されています。
http://tajima.jp/reform/index.html

ということは、保証年数を過ぎて、耐用年数を迎える前までは、修繕周期を延ばすことが可能というように考えることができますね。

屋上防水、塗装、材料は年々進化しており、修繕周期をこれまでの定説であった12年よりも先延ばしできるのではないか肌で感じております。

それは、12年前に大規模修繕工事を行った物件をリサーチするとまだまだ、塗装や防水がしっかりしているマンションも少なくないためです。

そのような、考えから私たちは、3年ほど前から、修繕周期を12年から15年へ伸ばす取り組みを行っています。

さらに、マンション大規模修繕協議会では、他の設計事務所、材料メーカー、施工会社等の皆様も交えて、修繕周期を12年から15年にする取り組みも行っております。

P_20150827_140856