来春の着工に向けて、弊社でも施工会社の選定が進んでいます。

来春は4件ほど、1月から3月にかけて着工するので、連日選定業務が続いています。

その中で、きを付けて頂きたいのが、見積価格を重視した選定です。

発注価格が施工会社選定での大きなファクターであることは、重々承知しておりますが、建築工事はいわば時価です。つまり見積金額は市場価格に大きく影響を受けます。

発注した金額以上のサービスは受けられません。

発注した金額以上の価値を受けることは、ほぼ不可能と考えてください。なぜなら、どの建設会社も利益を出さないことには、生きてはいけません。

受注した金額以上の工事はできるはずが、ないのです。

最近マスコミに取り上げられている。他社よりも大幅な低価格で大規模修繕工事を請け負う会社がありますが、受注した金額以上の工事はできません。

当たり前のことですが、安い金額で発注したなら、安いなりの工事となります。

また、「元請け工事会社を通さずに、専門会社に分離発注方式とすれば、元請けの会社のピンハネがなくなる分だけ、安く工事ができる」と言っている人もいますが、そもそも、元請けの会社は、専門会社の仕事が上手くできるようにマネージメント(調整)するのが、仕事です。

専門会社だけでは、調整役がいないため、スムーズに工事が進みません。

竣工後の工事保証の問題や居住者対応といった大規模修繕工事のキーポイントも元請け会社の重要な仕事です。

私のこれまでの経験から言えば、金額重視で施工会社を選定すると「安物買いの銭失い」となるケースが少なくありません。

お気をつけください。