現在新築マンションの外壁はほとんどがタイル貼りです。

しかしながら、私がこの仕事に就いた13年前までは、大規模修繕で外壁がタイルというのは、珍しかったです。

つまり、12年周期でマンション大規模修繕が行われるとすると、約25年前までは、マンションの外壁は塗装が一般的だったということです。

大規模修繕を初めてから5年経ったころ頃から、外壁タイルの建物が増えて、その後しばらくして主流になりました。

そう考えると、20年よりちょっと後に、マンションの外壁はタイルが主流になったと推測されます。

外壁が塗装とタイルのマンションでどこが違うのか、外壁タイルのマンションで気を付けなくてはならない点について、ちょっとお話してみたいと思います。

両者の最大の違いは、まさに外壁材料が全く異なるために、直し方が全く異なるということです。

外壁が塗装のマンションは、大規模修繕で外壁全ての塗装を塗り替えることになります。

設計時の工事概算と実際の工事で追加工事となる要素は、塗装ではなく、コンクリートの劣化補修に係る金額です。

一方、外壁がタイルのマンションは、タイルの劣化部分のみを交換し、劣化していない部分は、洗浄をして、目地のシーリングを交換します。

外壁タイルのマンションの追加工事となる要素は、コンクリートの劣化プラス外壁タイルの補修に係る金額です。

設計段階、契約段階で外壁タイルの劣化数量を予想し間違えると、工事の途中で追加金額が大きく異なることになります。

工事で判明したタイルの劣化数量が設計、契約時より少なければ、良いのですが、契約時より多いと追加金額が大幅に増えます。

このことが、大規模修繕工事の途中でのトラブルの大きな原因となります。