今年の春工事も終盤に入り、足場解体前検査や竣工検査が目白押しです。

今年の現場は、順調なのですが、年によっては天候不順が続き工事が予定通りに進行しないケースもあります。

こんな時であっても設計事務所検査では、不良個所は指摘しますし、そのため、次の工程に移れなかったり、工事が完了しない場合もでてきます。

弊社は、各工程ごとの検査を施工会社の自主検査、設計事務所の検査、管理組合の検査と3段階に分けて実施するようにしています。

その理由はそれぞれ違う目で工事を評価するためです。

一番の問題は施工会社の自主検査です。

自主検査と書いてしまうと、工事現場の職員が自分たちでチェックすれば良いと思っている会社もたまにありますがそれは違います。

工事現場の職員が自分達でチェックするだけではなく、社内の品質管理を担当する部署もしくは、社員がチェックすることです。

このステップがキチンとできていれば、設計事務所の検査、管理組合の検査はほぼ、大きな問題がなく通過します。

ところが、現場担当者が碌にチェックもしないで、設計事務所に検査を依頼する場合があります。

自主検査記録と現場をチェックすれば、ほんの数分で自主検査がされているかどうかはわかります。

このような場合、設計事務所として検査を続行するのか、再度施工会社に自主検査をお願いするのか判断が難しいところです。

多くの場合、設計事務所は施工会社のチェックマンではないので、施工会社に自主検査をお願いします。

ここで、設計事務所検査を続行してしまうと、検査で指摘した部分しか直らないという恐ろしいことになります。

同じような不具合が、ある場所では直り、ある場所では放置されてしまいます。

これが、何度も繰り返され、再検査と手直し、再々検査と手直し・・・ いつまでたっても工事の検査が終わらないということになります。

そのため、施工会社に検査の着目点を伝え、自主検査で不具合箇所を拾ってもらい、その後に設計事務所再検査を行います。

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