マンション大規模修繕工事の施工会社選定で見逃されがちなことはまだあります。

その一つが、現場監督とその会社の「事務処理能力」「文章力」です。

工事をする会社なのに、なぜ「事務処理能力」「文章力」が問題になるのか?

それは、工事が始まる前に工事説明会の資料を作成し、工事に関するお知らせや周知文を作ることが、大切な業務となっているからです。

工事に起因する建物、駐車場の使用制限、敷地内通路の通行制限を居住者に正しく伝え、間違いなく実行して頂くために「事務処理能力」「文章力」が必要不可欠です。

「事務処理能力」「文章力」がないと居住者は、使ってはいけない日時と場所、通行してはいけない所が全く理解できないので「工事に協力したいけど、どうすれば良いかわからないので、協力できない」という事態になります。

当然、トラブルが激増します。

中には、怒り出す居住者の方も出てきます。

又、工事中に理事会に判断を仰ぐべきことがたくさん出てきますが、施工会社の現場監督に「事務処理能力」「文章力」がないと理事会が判断できるだけの資料が作れません。

設計事務所は、周知文、掲示物、資料をチェックしますが、中には「事務処理能力」「文章力」が全くない人が現場監督になると、「チェックの仕様がない」状況となります。

最後は、設計事務所が「手持ちの該当資料のひな型を渡さざるを得ない」ことになります。

私は、担当する現場監督に能力がないと判断すると、施工会社の営業担当にSOSを出し、応援の人員を出してもらいます。

そうしないと、工事の手配ができなくなり、本来の工事が止まってしまうからです。