雪害を解消するために、雪が積もる斜め屋根の上にさらに屋根を掛けました。

「ずいぶんと簡単な事じゃない?」「誰でも思いつく方法」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、確実に雪を落とすためには

屋根の材質、屋根の角度、雪を確実に落とす工夫(雪を屋根に貼り付けない)にこれまでの経験から得た工夫を行っています。

屋根ひとつ付けるのにも、ノウハウがあります。

単純に屋根の上に屋根を乗せるだけでは、雪が落ちないケースも出てきます。

又、設計事務所がノウハウを投入して設計しても施工者にも同じ問題解決のノウハウの経験が無ければ、上手くいかないこともあります。

今回も施工者の現場監督から屋根勾配、雪を確実に落とす工夫について、設計とは異なる図面が出てきました。

現場監督に訂正を指示しましたが、なかなか理解してくれません。

なぜ、設計事務所の指示通りにしないとまずいのか同じ問題の解決経験がある現場監督の上司と話し合い、その上司から現場監督に指示をしてもらいました。

常識と異なる工夫やノウハウは、現場でもなかなか理解されません。

図7