今年は例年よりも1月早く大規模修繕工事がスタートしています。

幸いにも、例年よりも雪の量が少なく、雪融けも早いため、無事に着工することが出来ました。

雪が多い年、雪融けの遅い年は建物の廻りに足場を建てる前に施工会社の費用負担で除雪が必要になることもあります。

現場が始まると、仮設足場をまず、建て始めるのですが、それに伴い施工会社から居住者に向けていろいろな広報が出されます。

設計事務所も工事監理者として、広報を配布前にチェックするのですが、広報はどこの施工会社でも同じというわけではなく、慣れた施工会社と慣れない施工会社では、分かりやすさに大きな差が出てきます。

大規模修繕工事に慣れた会社の広報は、伝えたいことが、簡潔にまとめられていて、見ただけで伝わるのですが、慣れない施工会社のものは、挨拶文から始まり、文字が多く読んでも何を言いたいのか分りません。

このまま、掲示や配布するのも憚られますので、チェックを入れています。

しかしながら、これが結構手間です。

施工会社が変われば、広報も変わるので、何物件も持つと結構大変です。

同じ施工会社であっても、水平展開していない会社は、何回も同じ指摘をする必要があります。

指摘事項を社内で水平展開する会社は、翌年以降、施工会社として管理組合から選定されれば、同じことを繰り返さないで済みます。