最近、管理組合にプレゼンテーションに行くたびに聞かれることが多いです。

答えは「わからない」です。

大規模修繕工事の費用は、工事部分の「工事面積×工事単価」の総計です。

工事を行う面積は戸数とは関係なく、建物の表面積で決まってきます。

同じ戸数でも建物の形状(複雑な形か複雑な形か)住戸の広さで変わりますし、バルコニーの面積によっても変わってきます。

つまり、工事項目、工事面積が把握できないと大体の金額すらお答えすることが出来ません。

特に外壁がタイルの物件はタイルの劣化数量が工事費に大きな影響が出ます。

ただし、10年以上前に前に言われていた1戸あたり100万円という工事費の目安は全く通用しなくなってきています。

その理由は、工事費の上昇だけではなく、建物形状が以前より複雑になり、バルコニーの面積が何倍にもなったためです。