最近の大規模修繕工事の説明会で出る質問に「コロナウイルス対策はどうするのか?」「コロナウイルスが収まるまで工事を遅らせた方が良いのではないか?」と言うのがあります。

厚生労働省HP新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)より

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q4

この中の問14によると「新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避ける。

風通しの悪い空間や人が至近距離で会話する環境は感染リスクが高い」とのことですので、

屋外の工事が多い大規模修繕工事の通常の作業環境の中で感染リスクが高まる状況は発生しにくいため、工事を行うことで感染リスクが高まると言えないと施工会社は考えています。

「コロナウイルス対策はどうするのか?」については、大規模修繕工事はほとんどの工事が屋外で行われるので、工事関係者からの感染は可能性が低いと思います。

工事現場で毎朝出勤時に体温を測り、建物内の共用部に工事関係者が立ち入るときには、マスクの着用、消毒を必ず行い、建物内にウイルスが持ち込まれない様にします。

コロナウイルス感染の3要素 「換気の悪い密閉空間」「多くの人が集まる」「1m以内の距離で会話をする」といった感染リスクが高まる場面を無くします。

「工事を遅らせた方が良いのではないか?」ですが、大規模修繕工事は着工時期が決まっていれば、職人さんの手配がすべて済んでいます。

そのため、この段階で工事の着工を2週間遅らせるとそのまま2週間ずれて終了する事にはなりません。

新たに手配をし直すという事に成り、結果として工事は大幅に遅れるという事に成ります。

そのため、工事説明会終了後、理事・修繕委員の皆様と協議をして工事の延期の可否について決定致します。