今年の札幌は雪解けが早く、建物調査診断も今週からスタートです。

私たちの会社では、建物の劣化状況を理事・修繕委員だけではなく組合員の皆様にもより深く理解して頂けるような工夫をしています。

それは、劣化状況の「見える化」です。

外壁がタイルであっても塗装であっても、大規模修繕工事で修繕を行う必要がある劣化は、建築に関わりのない一般の組合員にとっては大変分かり難いものです。

例えば「タイルの浮き」外観を見ただけではタイルが浮いているかどうかは全くわかりません。

私たちは打診棒で打診を行い「タイルの浮き」を確認します。

「タイルのひび割れ」も接近すればわかりますが、少し離れるとひび割れが見えなくなります。

屋上防水の大きな浮きや線状の浮きは分かりますが、平面、立上りの浮きは一見し他だけでは分かりません。

写真の様に誰が見ても一見して建物が劣化していることが分かれば、良いのですが、実際はそのような劣化ばかりではないのです。

しかしながら、外壁タイルの建物では、タイルの修繕工事費や屋上防水の修繕工事費に多額の費用が掛かります。

組合員の中には、建物を見て「たいして劣化もしていないのに何でこんなに修繕費用が掛かるのか?」と不満を感じる組合員も出てきます。

そこで、私たちは「劣化の見える化」に取り組み組合員の皆様に「建物の劣化状況を分かりやすく伝える」ことに力を注いでいます。

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