全国で新型コロナウイルスの爆発的な感染が続いています。

冬になると感染が広まる可能性が高いことは、昨年のうちからある程度予想されていたことですが、ここにきて感染者の受け入れ態勢の不足が問題となっています。

私のような医療の門外漢にすれば、「昨年の2次の感染拡大から結構時間があったはずなのに、なぜ、感染者の受け入れ態勢の準備できていないの?」と不思議な感じがします。

しかしながら、私たちは日頃からこれと似た事例に多く接しています。

私たちが手掛けるマンション大規模修繕工事でも、工事費の高騰に対応できていない、つまり修繕積立金の大きな不足がここ何年かずっと続いています。

そのような管理組合の方は皆さん「大規模修繕の工事費は1戸あたり100万円くらいだと思っていた」{ネットに出ていた」とおっしゃいます。

10年以上前のリーマンショック直後であれば、その金額で工事が出来たこともありましたが、ここ数年はその金額で工事はできておりません。

かと言っても手元にある修繕積立金に合わせて、工事範囲を狭めたりや工事の仕上げ材料を下げることは設計者として本意ではありません。

又、組合の皆様にとってもこの方法はメリットが無いので、不足分を借り入れるか、積立金が貯まるまで工事を先延ばしすることが次善策となります。

しかしながら、多くの組合では、不足分の借入は嫌なので、積立金が貯まるまで工事を先延ばしとするいわば「修繕積立金待ち」となってしまった物件が弊社でも何件かあります。

どちらの例も

「悲観的な予測をすぐに受け入れられない。あまり現実的ではない楽観的な予測に期待して具体的な対応を進めず状況を見てしまい対応すべき時間を浪費してしまう」

「楽観的な予測がはずれ、問題が明確となり、逃げ場が無くなり、追いつめられてから現実問題として対応を始める」

という点が両方の問題に共通していると感じます。