管理組合の皆様と打合せを行う時に大切なのが「分かりやすく説明する力」と「人の話を素直に聞く力」ですが

組合員向けに資料を作る時には更に「伝わる文章を書く力」が必要です。

組合の皆様から文章で要望を頂いた時に必要なのが「文章を正しく読む力」です。

「文章を正しく読む力」はまだしも「伝わる文章を書く力」の習得は一朝一夕ではできません。

特に学校を卒業した以降に図面は書いても、文章は書かない設計事務所の建築技術者に日本語力が問われます。

自分自身、伝わる文章を書くことは、なかなか難しいと思っておりますし、毎日が苦労の連続です。

例えば、大規模修繕工事を始める為には、管理組合の総会で組合員の皆様の過半の賛同を得ることが必要です。

そのため、弊社では、設計事務所が大規模修繕工事に関する「総会議案書」や「施工会社の選定記録」の原案を作成しています。(管理組合さんや管理会社さんがこちらにお願いする事が多いです)

更に工事期間中は施工会社から居住者に向けて発信する「掲示物」や「お知らせ」の事前チェックを行っています。

この場面では、現場監督に日本語力が問われますが

「何度読んでも、一体何ををお願いしているか分からない」

「具体的にどのように行動したら良いか分からない」

といった「掲示物」や「お知らせ」が少なくありません。

見て、5秒以内に小学校3年生でも依頼内容が分かるような「掲示物」や「お知らせ」が理想です。

どの施工会社にも居住者への「掲示物」や「お知らせ」のひな型がありますが、それを上手くその現場の今の状況に合わせ、再構成することが難しいのです。

始めのうちは、施工会社から送られてきた「掲示物」や「お知らせ」の中の文章を見て、何かおかしいと思っても上手く添削、修正依頼が出来ません。

自分に「伝わる文章を書く力」を身につけない限り的を射たチェックができないという事なのかと思います。