春工事の足場解体前検査が続いています。

施工会社には自主検査(現場検査、社内検査)を義務つけていますが、実際に設計事務所検査を行うと開始早々に写真の様に同じ場所にチェックテープがたくさん付きます。

「事前に通知した様に施工会社が社内検査を行った証拠にチェックテープを付けていないので、設計事務所検査は、施工会社のチェック終了後に行いますので、今日は帰ります。」といって帰ろうかと思いました。

多くの人が、勘違いをしているかも知れませんが、このような状況になるのは、施工会社の規模には、全く関係ありません。

現場監督の覚悟と熱意の差だと思います。

小さな会社でも、現場監督がしっかりしていれば、きちんとチェックテープの色を変えて現場検査、社内検査を行っている会社もあります。

大きな会社であっても、ひどい出来で、かつ社内検査も口だけの監督もいます。

例えば「社内検査が行われていないと思う。チェックテープが付いていない。」と詰問すると「誰かが勝手に外した」と言い訳します。

こんな時は怒りより、むしろ情けなくなります。

会社の規模と工事の品質はあまり関係ないと感じております。

施工会社の現場監督の覚悟と熱意を確かめる為に、施工会社選定時にヒヤリングを行います。


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